経団連の安永竜夫副会長・日本ブラジル経済委員長は、4月28日、萩生田光一経済産業大臣を訪問し、昨年11月に開催した日本ブラジル経済合同委員会(2021年12月2日号既報)において取りまとめた「日本メルコスールEPA実現に向けた共同声明」を建議した。
安永委員長は、「メルコスールは、人口2億人、GDP2兆ドルを超える一大経済圏であり、わが国は同地域から多くの鉱物資源や飼料を輸入している。わが国からメルコスール地域への貿易投資の基盤を強化するとともに、経済安全保障を確保する観点から、日メルコスールEPAを早期に締結してほしい」と訴えた。
これに対し萩生田大臣は、日本とメルコスールの経済関係の発展のため、両国経済界の立場からの具体的な提言に謝意を表するとともに、メルコスールとの経済関係強化のあり方については、引き続き議論を継続していきたいと応じた。
【国際協力本部】