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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2022年8月4日 No.3555 経団連グローバル人材育成モデル・カリキュラム「グローバル・ビジネスのフロンティア」 -2022年度最終講義を実施

プレゼンテーションを行う学生

経団連は「経団連グローバル人材育成モデル・カリキュラム」の一環として、上智大学との連携のもと、「グローバル・ビジネスのフロンティア」を毎年度春学期に開講している。7月12日、同講座の2022年度最終講義を東京・大手町の経団連会館で実施した。

同講座は、グローバルに活躍する企業人が講義を行うとともに、学生にグローバル・ビジネスにおける課題を提示し、学生はグループ討議や企業施設訪問を通じて課題への対応策をまとめるというPBL(Project Based Learning、課題解決型学習)型の教育プログラムである。

今年度は、サントリーホールディングス、住友生命保険、三菱電機の3社が講師を務めた。課題として、サントリーホールディングスは「Beam Suntoryの2030年売上高を2020年の1.5倍にするための方針(戦略)を立案せよ。また2030年の売上構成を示せ」、住友生命保険は「住友生命の海外戦略において、次に進出すべき国(地域)とその理由、進出にあたって想定される課題およびその解決策を示せ」、三菱電機は「三菱電機国際本部員として、三菱電機ロシア事業の現状・課題を分析し、短期・中長期双方の観点から、三菱電機がとるべきロシアの事業戦略、具体的方策(アクション)を提案せよ。また、ステークホルダーに向けた広報発表(プレスリリース)案を作成せよ」をそれぞれ提示。学生は六つのグループに分かれて課題に取り組んだ。

最終講義には、23人の受講学生と協力企業3社の講師・関係者、担当教員の網倉久永上智大学経済学部長・教授、出口真紀子同グローバル教育センター長・教授が出席。学生は課題解決策について熱のこもったプレゼンテーションを行った。これに対し、3社の講師は、「論理的に整理された発表だった」「われわれでは思いつかないアイデアを提案してくれた」「当事者意識をもって課題に取り組んでくれたことに感動した」などと講評した。

最後に、出口氏が「学生は本講座を通じて、考え続ける重要性を認識したと思う。これからの学びに活かしてほしい。また、世界の流れに常にアンテナを張り続け、ソリューションにつながるアイデアを生み出してほしい」とあいさつした。最終講義終了後には、懇親会が行われ、各社の講師・関係者と学生が交流した。

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経団連が上智大学と共に12年度から10年間にわたり開講してきた「経団連グローバル人材育成モデル・カリキュラム」は、今回をもっていったん終了する。

【SDGs本部】

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