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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2022年9月1日 No.3557 十倉会長、垣内委員長がラシッドKADIN会頭と懇談

ラシッド会頭(中央)と十倉会長(左から3人目)、垣内委員長(同2人目)

経団連の十倉雅和会長、垣内威彦日本・インドネシア経済委員長らは7月27日、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領の訪日に同行したインドネシア商工会議所(KADIN)のアルシャド・ラシッド会頭、エマニュエル・ワナンディ インドネシア日本経済委員長らと都内で懇談した。概要は次のとおり。

■ 新たなビジネスチャンスの開拓に意欲

冒頭、ラシッド会頭は、自らの日本企業での勤務経験を振り返りつつ、経団連とKADINとの長きにわたり培われた緊密な関係について触れたうえで、日本・インドネシア経済関係がより緊密かつ互恵的なものになることを期待していると発言した。さらに世界が急速に変化するなか、新たなビジネスチャンスを経団連と共に開拓していくことが重要であると強調した。あわせて、2022年11月に開催されるB20サミットの成功に意欲を示した。

■ RCEPも梃子に、日尼経済関係の一層の拡大を

ラシッド会頭の発言を受けて、十倉会長は、近年、両国首脳間の往来が活発になっていることを歓迎しており、経済界としても、両国関係を一層強化すべく、KADINと対話を深めていきたいと述べた。また、20年11月に署名された地域的な包括的経済連携(RCEP)協定を活用すれば、日本・インドネシア間のビジネスはさらに拡大、多様化すると発言。インドネシアの早期批准に期待を示した。また、B20について、KADINの強力なリーダーシップに敬意を表するとともに、経団連としても、同サミットの成功に向けて協力するとした。

続いて、垣内委員長は、エネルギー転換や、デジタルイノベーションによる新産業の育成など現下の課題に言及。両国が協力してこれらの課題を克服していくことが最も重要なテーマであり、その実現に向けて、経団連とKADINが関係を強化する必要があることから、合同経済委員会の開催を呼びかけた。

【国際協力本部】

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