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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2023年3月2日 No.3581 産学協議会第2回テーマ別懇談会を開催 -グローバル人材育成の推進と産業界の教育への取り組みをめぐり議論

経団連と国公私立大学のトップから成る「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」(座長=十倉雅和経団連会長、大野英男就職問題懇談会座長)は2月10日、東京・大手町の経団連会館でテーマ別懇談会の第2回会合を開催した。

経団連から渡邉光一郎副会長をはじめ副会長ら13人、大学側から大野座長(東北大学総長)をはじめ主要な国公私立大学の学長ら10人が出席。(1)グローバル人材育成の一層の推進(2)教育に対する産業界の取り組み(投資を含む)の促進――をテーマに、多岐にわたる視点から活発に議論した。

グローバル人材育成の推進については、初等中等教育段階からのグローバル教育の充実や異文化理解力の醸成、高校から海外大学への進学の促進、若者の海外留学の推進と経済的支援の充実、海外留学経験者の積極的な採用、外国人留学生に対する日本語教育の拡充、日本の大学教育の国際通用性向上の必要性等が指摘された。教育に対する産業界の取り組みの促進については、リスキリング・リカレント教育の充実やスタートアップの振興等について、産学におけるシーズとニーズの可視化や人材交流を図りながら、産学が協働して取り組む重要性を指摘する声が数多く上がった。

最後に、大野座長が議論を総括しつつ、これらのテーマに産学協働で取り組んでいくことに対する期待を表明した。また、渡邉副会長は、産学協議会が社会で認知され始めていることを踏まえ、産学協議会の議論の内容を社会に発信するとともに、産学が高い視座を持って協働することが重要と強調した。

【SDGs本部】

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