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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2023年8月31日 No.3603 地域協創アクションプログラム初の協創事例を創出 -金沢大学科目「地域協創のアンテナ」を開講

経団連の地域経済活性化委員会(永井浩二委員長、小林哲也委員長、月岡隆委員長)は、「地域協創アクションプログラム」(2021年11月16日公表)を通じて、各地の経済団体や自治体、各種団体など地域経済活性化に取り組む主体と、経団連会員企業との協創を後押しし、地域における価値創出と課題解決に取り組んでいる。

講義の模様

23年6月、北陸エリアを中心に各大学と連携しながら人材育成に取り組む「ENGINEプログラム推進コンソーシアム」が主体となり、同プログラム発足後初となる協創事例として、金沢大学の全学部を対象とする科目「地域協創のアンテナ」(佐川哲也同大学学長補佐)を開講した。同科目は学生のキャリア形成に役立てることを目的に、(1)北陸エリアの企業・団体と経団連会員企業が登壇し、自社の役割と責任のみならず、登壇者自身が考える働く意義や働くうえでの工夫、仕事を通じてどのような自己実現をしたいかなどについて対談する(2)受講する学生側は、登壇者それぞれの立場の違いを踏まえたうえで、質疑応答等を行う――ことで進められた。

各回とも、大教室は多くの学生で埋まり、質問も数多く出されるなど盛況のうちに終了した。ENGINEプログラム推進コンソーシアムでは、23年度下期にも同様の科目の開講や、他大学への横展開も検討している。

経団連は引き続き、各地における多様な主体の取り組みを支援し、価値協創を進めながら、地域の活性化を通じて日本経済全体の発展に寄与できるよう取り組んでいく。

《各回のテーマと登壇企業・団体(北陸エリア企業×経団連企業)》

  1. 第1回(6月16日)ガイダンス
  2. 第2回(6月23日)若者を応援する仕事と責任(ガクトラボ×リンクアンドモチベーション)
  3. 第3回(6月30日)観光を生業とする企業の責任(こみんぐる×日本航空)
  4. 第4回(7月7日)経済界を支える団体の責任(金沢商工会議所×経団連)
  5. 第5回(7月14日)モノづくりの情熱と責任(PFU×日立製作所)
  6. 第6回(7月21日)地域づくりを担う銀行マンの責任
    (のと共栄信用金庫×みずほフィナンシャルグループ)
  7. 第7回(7月28日)時代の価値を発信するメディアの責任(北陸放送×TBSテレビ)
  8. 第8回(8月4日)総合討論

【産業政策本部】

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