
あいさつする十倉会長
経団連は5月12日、東京・大手町の経団連会館で「新会員懇談会」を開催した。近年入会した61社の会員代表者らが参加し、十倉雅和会長、遠藤信博副会長、次原悦子審議員会副議長ら役員が入会を歓迎した。
あいさつで十倉会長は、「会長就任以来、社会性の視座を持ってサステイナブルな資本主義の実現を目指して活動してきた。特に行き過ぎた資本主義が生み出す二つの弊害、地球温暖化に代表される『生態系の崩壊』に対しては2022年に『グリーントランスフォーメーション(GX)に向けて』を、『格差の問題』に対しては23年に報告書『サステイナブルな資本主義に向けた好循環の実現』をまとめ、いわゆる『分厚い中間層の形成』を提言した。そして24年12月には、将来世代の立場を踏まえた、わが国経済社会の進むべき方向性として、『FUTURE DESIGN 2040』(FD2040)を取りまとめた。わが国は、『少子高齢化・人口減少』と『資源を持たない島国』という克服すべき二つの課題に直面しており、避けて通れないパスウェイとして、『科学技術立国』と『貿易・投資立国』を掲げ、その基盤となる公正・公平で持続可能な社会と成長と分配の好循環の実現が不可欠である」と述べた。また、「FD2040の実現には、新たに入会した皆さまの多様な視点が不可欠である。経団連の政策委員会に積極的に参加いただき、支援と協力をお願いしたい」と期待を示した。
その後、出席した経団連役員を交えた意見交換や会員相互の交流が活発に行われた。経団連では国や地域、業種や事業規模などの垣根を越えたさまざまな企業等に入会いただき、活動を一層充実させることとしている(入会案内はウェブサイト参照)。
参加した新会員は次のとおり(50音順)。
アウトルックコンサルティング▽アスピレイション▽ABABA▽ALGO ARTIS▽Eパートナー▽インテグラル▽エスピック▽オーガンテック▽Cloudbase▽クラフトバンク▽ゴトー養殖研究所▽コロンビア・ワークス▽Zaimo▽サクラインターナショナル▽さくらインターネット▽山陰酸素工業▽G.A.コンサルタンツ▽CMCコーポレーション▽JCRファーマ▽ジンジブ▽スキルアップNeXt▽スタメン▽スマート修繕▽ZETA▽ゼロボード▽送配電網協議会▽SOMPOリスクマネジメント▽大東建託▽ダイワ通信▽TE Connectivity Japan▽テクノブレイブ▽テックタッチ▽東京冷機工業▽東洋合成工業▽ドルビージャパン▽ニッコンホールディングス▽日鉄エンジニアリング▽ハッカズーク▽バリュークリエーション▽ピアソン・ジャパン▽ビジョン▽ヒューマンテクノロジーズ▽フツパー▽フライシュマン・ヒラード・ジャパン▽pluszero▽Flora▽Poetics▽ボッシュ・レックスロス▽山科精器▽山田再生系債権回収総合事務所▽ユーザベース▽YOUTRUST▽横浜川崎国際港湾▽Leaner Technologies▽リシュモン ジャパン▽レジデンシャル不動産▽レバレジーズ▽RevComm▽ローンディール▽ロジクール▽ワーク・ライフバランス
【総務本部】