経団連は5月22日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX) 」の第30回会合を東京・大手町の経団連会館で開催した。スタートアップ、大企業等から約70人が参加した。
齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会に続き、犬塚隆志筑波大学国際産学連携本部特任教授があいさつした。
続いて、筑波大学発のスタートアップ7社がピッチに登壇し、自社の強みを紹介するとともに大企業に連携を呼びかけた。登壇者は次のとおり。
- （1）樋口翔太 Closer代表取締役＝食品製造業等の深刻な労働力不足問題を解決するロボットパッケージを提供
- （2）雨宮崇 S'UIMINマネージャー＝年間15兆円もの損失を生むとされる睡眠の質を見える化する科学的なソリューションを提供
- （3）貫井憲之 BioPhenolics代表取締役＝芳香族化学品をターゲットにした環境負荷の小さなバイオものづくりを実践
- （4）河瀬航大 Photosynth社長＝空間管理の無人化・省人化に向け、スマートロックによるクラウド型入退室管理システム「Akerun」を提供
- （5）吉賀智司 FullDepth代表取締役＝水中インフラ点検や災害救助で活躍する水中ドローン機体と点検サービスを提供
- （6）野尻悠太 LINEAイノベーションCEO＝2035年商用レベル発電実証に向け、軽水素とホウ素による先進燃料核融合技術を開発
- （7）東宏充 ワープスペース代表取締役＝省エネ・超長距離・超高速の通信が可能な宇宙光通信を用いたサービスを提供
ピッチ終了後のネットワーキングでは、登壇者と大企業関係者らが活発に交流した。
次回のKIXは7月、東京・渋谷のGoogle for Startups Campusで開催予定である。
【産業技術本部】