経団連は8月8日、2025年の夏季賞与・一時金(ボーナス)の大手企業における業種別妥結結果(最終集計)を発表した。
同集計は、23業種247社の大手企業(原則従業員500人以上)を対象として主に業種団体の協力により実施した。同日までに経団連に情報提供のあった23業種157社のうち、集計可能な22業種154社の総平均額は97万4000円で、比較可能な1981年以降の最高額を7年ぶりに更新した。増減率(前年夏季比)は3.44%で、2013~16年以来となる4年連続のプラスを記録した。
業種別では、製造業(14業種119社)の平均額は102万9479円(増減率4.37%)、非製造業(8業種35社)の平均額は86万3726円(同3.30%)だった。このうち、製造業の平均額は、製造業・非製造業別の集計を開始した1997年以降で最も高い金額で、初めての100万円台となった。
月例賃金引き上げと同様、夏季賞与・一時金においても力強いモメンタムが継続し、定着が確認できる結果といえる。
【労働政策本部】