経団連は2月5日、東京・大手町の経団連会館で2025年大阪・関西万博特別委員会(筒井義信委員長)と2027年国際園芸博覧会特別委員会(筒井委員長)の合同委員会を開催した。2025年日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長から2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の結果を聴くとともに、2027年国際園芸博覧会協会(GREEN×EXPO協会)の河村正人事務総長から、2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)の準備状況等について説明を聴いた。概要は次のとおり。
■ 大阪・関西万博を振り返って(石毛氏)
大阪・関西万博の成功の必要条件として、(1)大きな事故を起こさないこと(2)できるだけ多くの方に来てもらうこと(3)収支上で赤字にならないこと――の3点を掲げてきた。
会期中に大きな事故は起きず、2900万人を超える多くの方々に来場いただき、収支も黒字となる見込みであることを踏まえれば、大阪・関西万博はイベントとしては成功であったといえよう。
成功の主な要因としては、(1)大屋根リングやパビリオン、ナショナルデーをはじめとする圧倒的なコンテンツ(2)来場者とスタッフのコミュニケーション、万博外交やイベント等を通じた人的交流(3)来場予約システムやデジタルマーケティング等を活用した「毎日改善」の取り組み――が挙げられる。
経団連の皆さまにも、会場建設費への寄付や前売りチケットの購入、さらには輪島塗大型地球儀「夜の地球」の展示に向けた協力等、成功に向けた多大な貢献をいただいた。あらためて御礼申し上げる。
大阪・関西万博は、世界が厳しく困難な時代にあるなか、「多様でありながら、ひとつ」の理念を体現するとともに、オンラインでは味わえないリアルな体験の価値をあらためて示した。「みんなの万博」として、参加者一人ひとりが、主体的に大阪・関西万博をつくり上げた点も注目に値する。
こうした大阪・関西万博の成果と熱気を、ぜひGREEN×EXPO 2027に引き継いでいただきたい。
■ GREEN×EXPO 2027の準備状況等(河村氏)
パリ協定や昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)のもと、世界各国は30年の目標に向けて、気候変動や生物多様性の喪失といった課題への取り組みを進めている。27年は、ターゲットイヤーとなる30年に向けた総括をするべき時期であり、GREEN×EXPO 2027は世界が直面する地球規模の課題解決に挑戦する。
GREEN×EXPO 2027では、外国政府・国際機関や日本政府、企業、自治体等、さまざまな主体が出展を計画している。今後、プロモーション活動にも一層力を入れていくので、注目してほしい。
企業の皆さまには、4点協力をお願いしたい。
1点目は協賛。画期的な環境技術や新技術・サービスの社会実装など、企業からの協賛を提案型で募っている。
2点目はGREEN×EXPO協会への人材派遣。開催準備・運営を担う人材の支援は欠かせず、前向きに検討してもらいたい。
3点目は前売り入場チケットの購入。26年3月から販売を開始する予定であり、企業としての積極的な購入をお願いしたい。
4点目は会場建設費への寄付。すでに多大な支援をいただいているが、ぜひ多くの企業の皆さまに協力してほしい。
25年と27年という短い期間で、同一国で万博が2回開催されることは、史上初だ。大阪・関西万博に続き、素晴らしいGREEN×EXPO 2027をつくり上げたい。引き続きの支援と理解をお願いする。
【総務本部】
