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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2026年3月19日 No.3722 理工系女性人材を育成 -夏のリコチャレ2026説明会

経団連は内閣府および文部科学省と連携し、小中高生の女子を中心に、理工系分野への関心を高めるためのイベント「夏のリコチャレ(理工チャレンジ)~理工系のお仕事体感しよう!」への参加を会員企業・団体に広く呼びかけている。

2月12日、2026年度の「夏のリコチャレ2026」開催に向けた説明会をオンラインで開催した。

内閣府と文科省が、イベント概要と募集要項を説明した後、日鉄ソリューションズ人事本部採用・人材開発センター産学連携担当の森屋和喜氏、ブルームバーグ営業部リレーションシップ・マネージャー兼Bloomberg Women in Tech担当の城隆之氏が25年度の開催事例を紹介した。概要は次のとおり。

■ 理工系女性の育成に向けた政府の取り組み

1.内閣府

わが国は、OECD諸国のなかで、大学の理工系分野に進学する女子学生や女性研究者の割合が依然として低く、課題が残る。

内閣府では、女子が理工系に関心を持ち、将来像を描けるよう支援する「理工チャレンジ」の一環として、経団連・文科省と共に「夏のリコチャレ」を毎年開催している。25年度は129団体が235件のイベントを実施し、8300人以上が参加した。26年度も夏休み期間を中心に開催する予定だ。

2.文科省

理数科目の学力は高い一方、「好き」「得意」と感じる女子は少なく、理系コースを選ぶ割合が低い。理学・工学分野の女子割合や研究者に占める女性割合はいずれも低水準だ。

これを踏まえ文科省では、女子中高生向け進路支援や女性研究者との交流、出前授業の提供に加え、教員向け研修、児童生徒向け教材、保護者向け啓発資料などにより、学校現場におけるアンコンシャス・バイアスの解消を推進している。

■ 25年度開催事例

1.日鉄ソリューションズ

森屋氏

25年夏、大学と連携し、数値計算プログラミングワークショップや最新ITの展示イベントを開催した。CO2排出をテーマにした計算体験、デジタルヒューマンや仮想現実(VR)などの技術紹介を通じ、ITが社会課題の解決に関わる姿を伝えた。女子大学生アシスタントや保護者向け講演も実施した。参加者からは「理工系の魅力が具体的に理解できた」との声が寄せられた。

2.ブルームバーグ

城氏

自社オフィスで中高生向けに金融テクノロジーを体験するイベントを実施した。社員によるパネル討議のほか、金融情報端末の操作やプログラミング言語「Python」を使ったコーディング演習を行った。参加者からは「勉強と仕事のつながりが分かった」「自分の未来を考えるきっかけになった」などの感想が寄せられ、満足度は96%に達した。親しみやすい雰囲気づくりや段階的な学習設計が高く評価された。

◇◇◇

「夏のリコチャレ2026」の詳細およびイベント登録については、内閣府ウェブサイトを参照。

理工チャレンジ(リコチャレ)
https://www.gender.go.jp/c-challenge/

【ソーシャル・コミュニケーション本部】

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