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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2026年5月14日 No.3728 ミドルマネジャーとしてさらなる飛躍を -経団連グリーンフォーラム 第20期修了式

経団連事業サービス(筒井義信会長)は3月25日、東京・大手町の経団連会館で、ミドルマネジャー向け年間研修「経団連グリーンフォーラム」の第20期修了式を開催した。

10カ月の研修を終えた受講生46人が修了に当たり感想や抱負を述べたほか、フォーラムチーフアドバイザーの長澤仁志経団連副会長(日本郵船会長)、アドバイザーの大久保幸夫職業能力研究所代表取締役が修了生へエールを送った。

■ 長澤チーフアドバイザー

日本郵船はその長い歩みのなかでさまざまな危機に直面してきた。

例えば、プラザ合意後に急速に円高が進行した際は、日本人船員から外国人船員への転換を進めたが、その変化が急激であったため、教育や訓練が十分に行き届かず、海難事故などが起きた。

この時に信頼回復に向けて取り組んだのが、コアコンピタンスである「安全・安心な輸送」の再構築だ。フィリピンで船員育成会社や商船大学を設立するなどして人材基盤の強化を図った。

コロナ禍では、物流網が混乱するなか、ミッションである「物流を止めてはならない」というメッセージを掲げて危機に臨み、情報の収集・共有体制を構築するなど、従業員や船員の安全をベースとした物流システム維持に尽力した。

現在も、ホルムズ海峡の事実上の封鎖といった新たな危機に直面している。

企業を存続させていくには、危機に適切に対処することが重要であり、そのためには情報の収集・精査、問題の本質の見極め、戦略立案、結果レビューのサイクルを回していくことが不可欠だ。

経営においては「コミュニケーションが担保できている企業風土」が何よりも重要であり、その実現に向けて自ら行動することが必要だ。

皆さんには、グリーンフォーラムで得た学びや人脈を生かし、次世代のリーダーとしてさらに成長されることを期待している。

■ 大久保アドバイザー

10カ月の学びを経て、自身にどのような変化が生まれたかを振り返ってほしい。スキルの習得や視野の拡大は、講義のみで得られるものではなく、実践と試行錯誤の積み重ねによって初めて身に付く。

とりわけミドル期のキャリア形成では、環境に身を委ねるだけで成長する段階は終わっている。自ら変化を生み出し続ける姿勢が一層求められるとともに、一つひとつの変化が成長の契機となる。

グリーンフォーラムの受講が、皆さんにとってさらなる成長への第一歩となっていれば何よりだ。今後も主体的に変化を創出し、組織を牽引する中核人材として歩み続けることを望む。

◇◇◇

経団連グリーンフォーラムは、組織や部門をリードする中核人材の育成を目的として、2006年に開講した年間研修。

演習を中心に、リーダーシップ、キャリアデザイン、ロジカル・コミュニケーション、ビジネス・ネゴシエーション、マーケティング、プレゼンテーションなど、ミドルマネジメントに求められるマインドとスキルを学ぶ。

第21期は5月21日に開講予定で、現在参加者を募集している。対象はミドルマネジャークラスで、定員は60人。参加申し込み、問い合わせは、経団連事業サービス講座事業部門研修担当(電話03-6741-0042)まで。

26年度/第21期経団連グリーンフォーラム
https://www.keidanren-jigyoservice.or.jp/seminar/cat3/cat/5ebf0c25585a6f491bae9af7e8c95a1655241f81.html

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