長澤チーフアドバイザー
大久保アドバイザー
経団連事業サービス(筒井義信会長)は、ミドルマネジャーを対象とする年間研修「経団連グリーンフォーラム」の第21期を開講した。
5月21日、東京・大手町の経団連会館で行った開講式には、受講者40人と共に、フォーラムのチーフアドバイザーを務める長澤仁志経団連副会長、アドバイザーの大久保幸夫職業能力研究所代表取締役が出席した。
冒頭あいさつで長澤チーフアドバイザーは、中東やウクライナなど各地で続く軍事衝突や緊張の高まりに触れたほか、ホルムズ海峡を巡る情勢にも言及した。
「先の見えない混沌としたなかで、ミドルマネジャーには企業における現場と経営をつなぐ橋渡し役としての役割が期待される。グリーンフォーラムでは、(1)組織を超えた仲間と本音で語り合い、悩みを共有し支え合える関係を築くこと(2)倫理観とマインドセットを磨き、本質を見抜き、判断・行動するうえで重要な自分自身の軸を養うこと(3)自身の強みや弱み、特徴を知り、それをどう生かすかを考えること――を念頭に置いて学んでほしい。多くの学びと挑戦を経験するなかで、日本の未来を担う“真のリーダー”へと成長してほしい」と激励した。
大久保アドバイザーは「キャリアの節目を迎えている皆さんには、リーダーとして一皮むけた成長をしてほしい」と期待を述べた。
「グリーンフォーラムは、自己を見つめ、視野を拡大し、将来の展望を描くマインド系講座と、業務実績力を高めるスキル系講座を体系的に組み合わせたプログラムだ。皆さんには、今まで積み上げてきたものをもう一段階高いグレードへとリスキルし、これを業務で実践し、検証しながら定着させてほしい。アドバイザーとして皆さんに全力で寄り添うので、ぜひ全力で向かってきていただきたい」と呼びかけた。
続いて、2025年度修了生を代表して出席した2人が受講者にメッセージを寄せた。
NTTの神山朋実広報部門報道担当課長は「キャリアの講座で自分の強みを見つけ、客観的に肯定してもらえたことが、今後の職業人生を歩むうえで大きな自信につながった。学びのなかで強制的に自身を見つめ直すことで、未来を考える機会を得ることができた」と振り返り、「真剣に議論を交わし、多くの時間を過ごす同期との出会いを大切に、心地よく楽しむことを意識してほしい」とアドバイスした。
ソーバルの中森健太郎システム本部副ユニット長は「各講座で事前課題に取り組み、基礎をしっかり学んだうえで受講したことで、基礎を身に付ける大切さを再確認した。さまざまなジャンルの講座に自分なりのテーマを持って臨むことで、学びが自分ごととなり、より高い学習効果が得られると実感した。ぜひ皆さんにも目的意識を持って参加してほしい」とエールを送った。
その後、全受講者が自己紹介し、フォーラム参加に当たっての抱負などを述べ、閉会した。閉会後は受講者同士の交流会が行われた。
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経団連グリーンフォーラムは、組織や部門をリードする中核人材の育成を目的とした約10カ月間の年間研修。キャリアデザイン、ロジカル・コミュニケーション、ビジネス・ネゴシエーション、マーケティングなど、一流講師陣による講義と演習、受講者同士の討議等を通じて、ミドルマネジャーとして必要な実践力や変革力を磨くことができる。異業種交流による人脈形成にも寄与している。
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