1. トップ
  2. Action(活動)
  3. 週刊 経団連タイムス
  4. 2026年7月9日 No.3736
  5. 経営リーダーたちの新たな挑戦

Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2026年7月9日 No.3736 経営リーダーたちの新たな挑戦 -経団連フォーラム21 第37期開講式

山内アドバイザー

寺島アドバイザー

米倉アドバイザー

経団連事業サービス(筒井義信会長)は、経団連会員企業・団体の若手役員・部長を対象とする年間研修「経団連フォーラム21」の第37期を開講した。

5月25日、東京・大手町の経団連会館で行った開講式には、第37期の受講者35人らと共に、フォーラムのアドバイザーを務める山内雅喜ヤマトホールディングス参与、寺島実郎日本総合研究所会長、米倉誠一郎一橋大学名誉教授、ならびに筒井チーフアドバイザーの代理として久保田政一経団連事業サービス理事長(当時)が出席した。

フォーラム修了生でもある山内アドバイザーは、各社の経営を担っていく受講者へ「情報のアンテナを広く張り、自らの判断軸を磨くことを意識してほしい」とアドバイスし、「変化が激しい現代では、自身の業務領域に限らず世界の変化を捉える必要がある。生成AIが進化し、情報の信頼性の見極めが難しくなっているからこそ、自らが決断する際の判断基準が重要だ」と語った。

寺島アドバイザーは「皆さんがフォーラム21で成すべきことは、課題解決力のレベルを高めることだ。そのためには、人的ネットワークの構築に加え、フィールドワークや文献研究による裏付けの習慣が不可欠だ。フォーラムを通じて課題解決に向けた基盤インフラを構築し、互いの英知を集結した質の高い自らのインテリジェンスユニットを得ることを期待している」とエールを送った。

米倉アドバイザーは「日本はこの20~30年間停滞し、他国と比べて生産性も平均賃金も低迷している。多くの企業がイノベーションを掲げるが、イノベーションは目的ではなく、成長をもたらす手段だ。長く続いている停滞を打破するために、皆さんが自らの意識と行動を変え、日本企業、そしてこの国を変革していくリーダーとなることを期待する」と激励した。

開講式には2025年度修了生2人も出席し、受講者にメッセージを寄せた。

りそな銀行の岡崎弘仁郎執行役員は「フォーラム21の各講座では、普段の業務では得られない多面的な視点に触れ、自身の見方や前提を問い直す重要性を実感した。人とのつながり、すなわち同期メンバーらとの交流からは、多くの発見や刺激、勇気といった価値を得ることができた。皆さんには、これから始まる貴重な一年を心から楽しみ、深く学んでほしい」と伝えた。

マネジメントソリューションズの彌冨美香アカウントマネジメント本部ディレクターは、印象に残った講座を振り返りつつ、「講義やグループワークでの徹底した議論は、大変貴重な経験となった。単なる受講生という関係性ではなく、切磋琢磨しながら日本の未来を共に構想し合えるかけがえのない仲間を得られたことは大きな財産だ。皆さんも活発に意見を交わし、挑戦と笑顔に満ちた素晴らしい時間を過ごしてほしい」と述べた。

最後に、出席した全受講者が自己紹介し、フォーラム参加に当たっての抱負などを語って閉会した。

◇◇◇

経団連フォーラム21は、次世代経営リーダーの育成を目的とした約10カ月にわたる年間研修。毎月1回程度、国際関係や経営戦略、組織開発、テクノロジー、哲学、芸術など多岐にわたるテーマで一流の識者が多彩な講義・プログラムを行う。企業や業種の枠を超えた相互の研鑽の場を通じて、経団連ならではの良質なネットワーク形成の機会を提供している。

【経団連事業サービス】

「2026年7月9日 No.3736」一覧はこちら