サイードフ大臣
経団連の日本・中央アジア・コーカサス経済委員会(橋本剛委員長)は9月18日、東京・大手町の経団連会館で、ウズベキスタンのバフティヨル・サイードフ外務大臣との懇談会を開催した。
ウズベキスタンの有望産業と日本企業への期待について、説明を聴くとともに意見交換した。説明の概要は次のとおり。
■ 豊富な地下資源
ウズベキスタンは、タングステンやウランなどの重要鉱物をはじめ、総額3兆ドル相当ともいわれる豊富な地下資源を持つ。
今後、高度な地質調査、採掘、加工を進めるうえで、海外企業の技術や協力が不可欠だ。先端技術を活用し、単なる資源輸出にとどまらず、高付加価値製品の生産へとつなげることを目指している。
こうした取り組みへの日本企業の参画に期待している。
■ 農業面での協力
農業・農産物加工を有望な協力分野と位置付けている。すでに70種類の農産物について、日本への輸出に必要な植物検疫上の許可を取得している。
今後は、日本の厳しい品質基準を満たす農産物の輸出拡大に加え、日本の優れた加工技術を現地に導入したい。ウズベキスタンを生産・加工拠点とし、将来的には近隣諸国への輸出につなげることも目指している。
■ 投資環境の整備
ウズベキスタンでは、新たな生産拠点の誘致に向け、税制・関税上の優遇措置を設けた自由経済特区の整備を進めている。
現在は、日本企業を対象とする新たな特区の創設に向けてマスタープランを策定しており、運営面でも日本側の知見を活用することを検討している。
金融分野では、新たな国際金融センターの設立を進めている。コモンローに基づく法体系、独立した司法制度、資本の自由な本国送還、長期的な優遇措置などを整備する方針だ。
こうした新たな枠組みを通じ、日本の企業や金融機関による投資の拡大に加え、プロジェクトファイナンス、資本市場への参画拡大を期待している。
【国際経済本部】
