Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2017年9月28日 No.3332  企業と被災地をつなぎ支援の輪を広げる -九州北部豪雨からの復興に向けて企業人ボランティアバスを派遣


7月に発生した九州北部地方を中心とする豪雨に関し、1%(ワンパーセント)クラブ(二宮雅也会長)は災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)と連携して、被災地の一日も早い復興に向けて支援してきた。発災直後から、会員企業に対し災害ボランティアセンターの運営に必要な支援を呼びかけ、多くの企業から活動資金や物品の提供の協力があった。

今回、深刻なボランティア不足で復興作業が進んでいない状況を踏まえ、8月後半と9月初旬の週末を活用し、企業人によるボランティアバスプログラムを実施した。

◇ 約100人が家屋の片付け等に従事

福岡県内の企業人を中心に、6日間で27社、延べ94名が参加した。参加者は福岡県朝倉市の災害ボランティアセンターで事前説明を受けた後、杷木松末地区で被災状況の視察、家財の運び出し、清掃活動に従事した。

参加者からは「報道が減るなかで、依然として困っている方が多数いることに愕然とした」「一人ができることは限られているが、ボランティアは多くの人のリレーだ。少しでも役に立ちたい」との感想が寄せられた。

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1%クラブでは、今後ともさまざまな災害に対し、支援組織との連携のもと、現地ニーズを踏まえながら会員企業に支援を呼びかけるなど、被災者に寄り添った活動に取り組んでいく。

【教育・CSR本部】