今福氏
経団連のアフリカ地域委員会(大橋徹二委員長、加留部淳委員長)は10月27日、東京・大手町の経団連会館で、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に関する報告会を開催した。外務省中東アフリカ局の今福孝男アフリカ部長から、8月に横浜市で開催されたTICAD9の模様と今後のアフリカ戦略の展望について説明を聴いた。概要は次のとおり。
■ TICAD9を振り返って
従来のTICADは「アフリカのオーナーシップ」と「日本・国際社会のパートナーシップ」というコンセプトで行ってきた。
今回のTICAD9では、日本とアフリカが課題解決策を共につくり上げる「共創(Co-Creation)」の概念を取り入れ、「革新的課題解決策の共創」をテーマに掲げた。
従来の経済、社会、平和と安定の3本柱に加え、横断的事項として、官民連携、若者・女性のエンパワーメント、地域統合・連結性などに焦点を当てた。
かつては開発と援助がメインテーマだったが、近年の経済発展により、アフリカ側から投資促進の声が一層強くなっていることを感じた。
■ TICADの今後のあり方
今後のTICADは、時流に合わせて、以前からの経済、社会、平和と安定の3本柱の比重の置き方を考えつつ、アフリカは中長期計画であるアジェンダ2063のもとで日本に何を望むのか、日本は何をしたいのかを擦り合わせ、Co-Creationで運営していく必要がある。
外務省目線だけでは、アフリカの経済・社会開発の観点でしか物事が見えていない部分がある。アフリカビジネスの最前線に立つ皆さまから意見をもらいながら、今後運営を改善していきたい。
【国際協力本部】
