ネットワーキングの模様
経団連は11月13日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing (KIX) 」の第33回会合を東京・大手町の経団連会館で開催した。スタートアップ、大企業等から約70人が参加した。
齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会に続き、新堂信昭慶應義塾大学イノベーション推進本部長/特任教授があいさつし、慶大発スタートアップの育成支援の取り組みを紹介した。
続いて慶大発のスタートアップ7社がピッチに登壇し、自社の強みを訴えるとともに大企業に連携を呼びかけた。登壇者は次のとおり。
- (1)水野篤志 iXgene 代表取締役COO=ゲノム編集iPS細胞を活用した難治性のがんに対する細胞医薬の開発。2026年に日本での臨床試験を開始予定
- (2)竹内一生 アブステック 代表取締役CEO=人工知能「バイラテラルAI」により熟練職人のノウハウやスキルを数式化。属人化していたノウハウ・技術の再現性を高め、製造業の課題を解決、持続可能なモノづくり現場を実現
- (3)藤岡昌泰 グレースイメージング 取締役CTO=汗に含まれる乳酸を計測できるセンサーを用いて、疲労を分析し評価するサービスを提供。コンパクトなデバイスで簡単に測定でき、リアルタイムでの疲労度の分析を実現
- (4)須知高匡 Zip Infrastructure 代表取締役CEO=自走式のロープウェイ「Zippar」を開発。どこでも駅徒歩5分圏内となる、低コストで渋滞のない利便性の高い世界の実現を構想。自治体との連携も進行中
- (5)宮本佳明 BlueWX CTO=AIを用いた気象現象を予測する世界初の手法により乱気流の高精度な予測を実施。現在は航空業界との連携が主で、今後輸送業界全般やエネルギー産業への拡大を志向
- (6)野城菜帆 MizLinx 代表取締役CEO=漁業・養殖業の業務効率化を実現する海洋観測システムを開発。同システムで高画質な映像を取得し、海洋環境の分析・海中のモニタリングを実施。自然災害の予測や魚群の把握を可能に
- (7)溝口貴弘 モーションリブ 社長=制御技術「リアルハプティクス」を用いて、人の動きや力触覚をデータ化することで、ロボットの汎用化を実現。ロボットがより活躍する社会を志向
ピッチ終了後のネットワーキングでは、登壇者と大企業関係者らが活発に交流した。
次回のKIXは26年1月20日、東京・大手町の経団連会館で開催予定。
【産業技術本部】
