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月刊 経団連

月刊 経団連2021年8月号

特集 ポストコロナを見据えた新たな大学教育と産学連携の推進

巻頭言

オンラインの良さも取り入れ、新たな可能性を生む産学連携

武内 紀子 (経団連審議員会副議長/コングレ社長)

産学連携は以前から様々な形で行われてきた。その中で迎えた2020年来のコロナ禍。大学も企業も、時代の変化への対応や新しい人材育成のあり方を模索している。 当社が手掛ける「MICE」〔(企業等の会議(Meeting)、報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際会議・学会(Convention)、展示会・イベント(Exhibition/Event)の頭文字の造語〕の分野は、産業界に加え、主要テーマの1つの学術を通じ、大学や研究機関との関係も深い。

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特集

ポストコロナを見据えた新たな大学教育と産学連携の推進

経団連と国公私立大学のトップで構成する「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」(以下、産学協議会)では、2020年3月公表の報告書の中で、Society 5.0人材の育成に向けて産学が取り組むべき「10のアクションプラン」を掲げ、大学・企業に対しその実践を働き掛けてきた。一方、新型コロナウイルスの感染拡大は、大学教育や企業の採用選考活動、インターンシップにも大きな影響を及ぼすこととなった。
そこで産学協議会では、新たに生じた課題への対応に加え、ポストコロナを見据えた新たな大学教育と産学連携のあり方について検討し、2021年4月に報告書「ポストコロナを見据えた新たな大学教育と産学連携の推進」を公表した。
本座談会では、同報告書で示した産学の共通認識や合意を、今後、大学・企業がどのように実践していくべきかという点を中心に、産学連携による人材育成の具体化の方途について議論した。

座談会:ポストコロナの大学教育、リカレント教育、インターンシップ

  • 渡邉 光一郎 (経団連副会長、教育・大学改革推進委員長/第一生命ホールディングス会長)
  • 平野 信行 (経団連副会長/三菱UFJ銀行特別顧問)
  • 大野 英男 (産学協議会大学側座長/就職問題懇談会座長/東北大学総長)
  • 永田 恭介 (国立大学協会会長/中央教育審議会副会長・大学分科会長/筑波大学長)
  • 田中 愛治 (産学協議会採用・インターンシップ分科会長/日本私立大学団体連合会会長/早稲田大学総長)
  • ■ 「ポストコロナ」を見据えた新たな大学教育のあり方
  • ハイブリッド型教育で真にインクルーシブな大学へ
  • 大学は“熟議の場”であることが重要
  • 海外からの留学生の獲得競争に日本は勝てるか
  • ポストコロナの働き方改革
  • リベラルアーツの教育、地球規模のテーマでの産学協働が必要
  • ■ 産学連携によるリカレント教育推進に向けた課題
  • 産学協議会で連携強化に向けたプラットフォームを
  • 発展的な問題解決のための議論ができる場をつくりたい
  • イノベーションを起こすための共創の場
  • サービス産業もリカレント教育で産学協働できる
  • 経営塾が大きな成果
  • ■ 新たなインターンシップの実現に対する期待
  • インターンシップを4つのタイプに分類
  • ドクターの処遇向上につきジョブ型研究インターンシップに期待
  • インターンシップは教育活動か、採用活動か
  • 企業と大学の教職員の人事交流を地道に積み重ねたい
  • 産学協働でタイプ3、4のインターンシップの定着を図りたい

ポストコロナを見据えた新たな大学教育と産学連携の推進
―「産学協議会2020年度報告書」概要
http://www.keidanren.or.jp/policy/2021/040.html
 (経団連SDGs本部)

  • 対面とリモートを組み合わせたハイブリッド型教育
  • 「組織対組織」連携
  • 新たなインターンシップのあり方

報告書の取りまとめにあたって
―分科会長からのメッセージ

Society 5.0における大学と産業界の新しい連携の道へ
―報告書の取りまとめを振り返って
 位田 隆一(産学連携推進分科会長(大学側)/滋賀大学学長)

産学間の溝に橋が架かった
次はアジャイルな実践のステップに

 宮田 一雄(産学連携推進分科会長(経団連側)/富士通シニアフェロー(当時)

2030年を見据えた採用・インターンシップのあり方
 山本 夏樹(採用・インターンシップ分科会長(経団連側)
/日立製作所人財統括本部人事勤労本部長)


ポストコロナを見据えた未来の大学教育の姿
―オンラインを活用した新たな大学教育の可能性
 曄道 佳明(上智大学学長)

  • コロナ禍がもたらしたもの
  • 新しい大学教育の場
  • 大学教育の自由度の新展開
  • 海外大学との競争環境下での模索と期待

学問による地方振興とイノベーション人材の養成
 冨田 勝(慶應義塾大学先端生命科学研究所所長)

  • なぜ鶴岡に慶應が?
    いったい何が起きているのか?
  • 「普通は0点」
  • 大企業に必要な文理融合のイノベーション人材
  • 脱優等生が創るニッポンの未来

東京大学エクステンションによる社会人教育
 山本 貴史(東京大学エクステンション社長)

  • 社会人教育のためにデータサイエンススクールを開講
  • デジタル競争力で国際的に大きく引き離される日本
  • 組織マネジメントを研究するためのプログラムも実施

ジェンダー平等のレジリエンスな教育・研究プラットフォーム
―お茶大女性リーダー育成塾:徽音塾きいんじゅく
 佐々木 泰子(お茶の水女子大学長)

  • 日本のジェンダー平等の推進に果たす役割
  • 講座をリニューアル
    ─より多様な分野・立場でのリーダーシップ発揮を目指す女性を応援

2022年卒採用の現在地とこれから
―コロナ禍がもたらした採用活動と学生の志向変化
 増本 全(リクルート就職みらい研究所所長)

  • オンライン活用が進み、見えてきたウェブと対面の使い分け
  • オンライン慣れで進む「対面よりウェブ」の志向変化
  • 進む学生の二極化
    ─企業のコミュニケーション設計はより重要に

ジョブ型研究インターンシップの先行的・試行的取組に向けて
 松尾 泰樹(文部科学省文部科学審議官)

  • ジョブ型研究インターンシップの目的
  • ジョブ型研究インターンシップ(先行的・試行的取組)の概要
  • ジョブ型研究インターンシップの定着に向けて

大学院生向けジョブ型採用に繋がるインターンシップのあり方
 佐々木 宏(日本私立大学団体連合会就職問題委員会委員
/立教大学キャリアセンター部長・経営学部教授)

  • 文系大学院生のキャリアパスのために
  • 文系大学院生とジョブ型採用に繋がるインターンシップ
  • 新しいタイプのインターンシップ導入への期待

私が世界を変えられるかもしれない
―STEAM教育を通じたSociety 5.0人材の育成事例
 ヤング 吉原 麻里子(スカイラボ共同代表
/スタンフォード大学国際多文化教育プログラム講師)

  • 教育界の最先端で何が起こっているのか
    ─STEMからSTEAMへ
  • STEAMの「A」はリベラルアーツで培う人間中心の考え方
  • STEAM人材を育成するスカイラボの取り組み
  • 企業・自治体・教育機関との連携で普及させるエビデンスベースのSTEAM教育

「大学等が実施するリカレント教育に関するアンケート調査」結果報告
http://www.keidanren.or.jp/policy/2021/017.pdf
 (経団連SDGs本部)

  • 大学等が実施するリカレント教育への期待
  • 産学連携によるリカレント教育推進に向けた課題

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一般記事

報告書「SDGsへの取組みの測定・評価に関する現状と課題」
―「行動の10年」を迎えて
http://www.keidanren.or.jp/policy/2021/055.html
 二宮 雅也(経団連審議員会副議長、企業行動・SDGs委員長/損害保険ジャパン会長)
 中山 讓治(経団連企業行動・SDGs委員長/第一三共常勤顧問)
 吉田 憲一郎(経団連審議員会副議長、企業行動・SDGs委員長/ソニーグループ会長兼社長)

  • 測定・評価の必要性
  • 測定・評価の現状と課題
  • SDGs達成に向けて

連載

  • 経営者のひととき
    芝居の魅力
    橋本 雅博(住友生命保険会長)

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