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月刊 経団連 新会員紹介 野村マイクロ・サイエンス株式会社

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資本金 22億3,680万円
設立 1969年4月
従業員数 343名(2023年3月31日現在)
本社所在地 〒243-0021 神奈川県厚木市岡田2-9-10
事業内容
  • 超純水から排水までの水処理に関する各種施設・装置・薬品類の製造販売
  • 水処理・ガス処理等の施設に関する土木工事・管工事および機械器具設置工事ならびに各種施設の設計監理
  • 水処理施設・装置のメンテナンス
  • 各種産業向け純水供給事業
URL https://www.nomura-nms.co.jp/

当社は、1969年に米国ゼネラル・エレクトリック社が開発した特殊な膜「ニュクリポアー・メンブレン」のアジア地域における販売を目的として、野村グループ各社が発起人となり設立された。

1974年に米国より超純水製造技術を導入し、超純水製造装置の分野へ進出したが、同分野では、すでに国内に先行している企業があったことから、海外市場への進出を積極的に行った。

1983年に韓国市場、1985年に台湾市場、そして2000年には中国市場への進出を果たし、東アジア地域における事業基盤を構築することができた。

当社の超純水製造装置は、主に半導体やフラットパネルディスプレイの製造過程で使用されており、近年では、製薬業界向けの注射用水製造装置や精製水製造装置にも注力している。特に注射用水製造装置については、従来の蒸留式から限外ろ過膜を使用した超ろ過式への転換を提唱し続け、2023年、当社の膜式注射用水製造装置が国の補助金の対象となる「先進設備・システム」として採択されている。

当社は、今後も半導体関連向けの超純水製造装置を中心に、製薬業界向けの注射用水製造装置、さらには排水処理などお客さまのニーズを的確に捉え、最適なソリューションを提供していくとともに、環境貢献型の水処理装置の開発にも注力しながら、グローバルでの経済・産業の発展と地球環境の保護に貢献することを目指している。

信頼される超純水製造装置メーカーとして


内田 誠
野村マイクロ・サイエンス 社長

当社は2024年に設立55周年を迎えます。設立時はフィルター販売が中心でしたが、その機能を発揮するための純水製造装置を開発し、東アジアが世界の半導体の主要生産拠点となった1980年代から、半導体洗浄用の超純水製造装置を積極的に海外企業に納入し、事業を拡大してきました。その過程でお客さまのご要望に真摯に向き合い、失敗と成功を繰り返しながら技術を磨き、お客さまから信頼される超高純度の超純水を提供できる水処理装置専門メーカーとしての実績を積み上げてきました。
現在、水処理装置では当社を含む日本企業数社で世界市場のほとんどを占めており、この地位を維持できるよう日々研鑽しております。
当社は、2022年4月にプライム市場に上場しました。企業として持続的に成長できるよう、経団連の皆さまには何卒ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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