Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年7月31日 No.3187  榊原会長がフォーラム終了後に小島副会長とともに記者会見

会見に臨む榊原会長(右)と小島副会長

経団連の榊原定征会長は24日、東京・大手町の経団連会館で開催された「夏季フォーラム2014」の終了後、同フォーラムの議長を務めた小島順彦副会長とともに記者会見を行った。

会見の冒頭、小島副会長は、「年内の『経団連ビジョン』の取りまとめを視野に、イノベーションの推進とグローバルな成長の取り込みを通じて、『日本再興』を果たしていくための経団連の方策について活発な討議を行った」とフォーラムの議論を総括した。

これを受けて榊原会長は「経団連ビジョン」について、「国民が将来への自信、経済界が成長への自信を取り戻しつつあるなかで、成長のさらなる加速に向けた展望を切り開いていくことが重要。特に日本の未来を担う若者が希望を持てるような明るいビジョンをつくりたい」と述べたうえで、経済社会のイノベーションには痛みを伴う改革も必要として、「2030年に向けて何をなすべきかについて、勇気を持って発信していきたい」と決意を示した。

また、翌25日からメキシコ、トリニダード・トバゴ、コロンビア、チリ、ブラジルの5カ国を安倍総理とともに訪問する中南米ミッションについて榊原会長は、「いずれの国においても、経済関係の強化や今後のインフラ整備が期待されるなど、わが国にとって重要な国々である」と指摘。「経団連会長としては17年ぶりの中南米訪問となるが、活発な交流を行い、わが国の経済成長へとつなげていきたい」と抱負を語った。

【社会広報本部】