Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2014年9月25日 No.3193  小渕経産相との懇談会を開催 -デフレからの脱却と日本再興の実現に向けた方策について意見交換

小渕経産相

経団連は19日、東京・大手町の経団連会館で小渕優子経済産業大臣との懇談会を開催した。経済産業省からは、小渕大臣、高木陽介副大臣、山際大志郎副大臣、関芳弘大臣政務官、岩井茂樹大臣政務官ほか幹部らが、経団連からは、榊原定征会長、副会長らが出席した。

冒頭、榊原会長は、「デフレからの脱却が視野に入ったいまは、日本再興の絶好のチャンスであり、政治と経済が『車の両輪』となって、山積する課題を解決しなければならない」と発言。日本再興に向けたさまざまな課題の解決にあたり、経済産業省が中心的な役割を果たすよう求めた。

続いて小渕大臣から、「長引くデフレは解消に向かっているが、アベノミクスの成果がまだ地方や中小企業まで広がっていないため、成長戦略の早期実行を図ることで、経済を持続的な成長軌道に乗せなければならない」「法人税改革を行うとともに、原子力規制委員会において安全性が確認された原子力発電所の再稼働を進める」との発言があった。また、収益性が高い分野への積極投資や女性の活躍推進など、民間の取り組みの重要性についても指摘があった。

その後の意見交換では、法人税改革、エネルギー政策のほか、震災復興、地球温暖化政策、職務発明制度の見直し、広域経済連携の推進など、多岐にわたるテーマについて活発な議論が行われた。

【環境本部】