経団連行政改革推進委員会の筒井義信委員長は4月18日、塩崎恭久自由民主党行政改革推進本部長を訪問し、3月19日に公表した「規制改革の推進体制の在り方に関する提言」(3月21日号既報)を建議した。
提言書を手交した筒井委員長は、規制改革に関する会議体や制度が林立する現状を踏まえ、成長戦略の中核となる規制改革の機運や実効性を高める必要があると指摘。政府の「規制改革推進会議」が7月末に設置期限を迎えるタイミングにおいて、規制改革を一元的・統合的に担う常設の会議体の構築に取り組むべきだと強調した。
これに対し、塩崎本部長は、諸外国に比べてわが国の構造改革は十分ではなく、抜本的な規制改革が必要との認識を示したうえで、提言を実現するには政治のリーダーシップの発揮が不可欠だと述べた。
【産業政策本部】