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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2019年5月30日 No.3409 採用と大学教育の未来に関する産学協議会「中間とりまとめと共同提言」を宮腰内閣府特命担当相へ手交

宮腰内閣府特命担当相(中央)と
岡本副会長(左)、山口座長(右)

5月23日、山口宏樹就職問題懇談会座長・埼玉大学学長と岡本毅経団連副会長・教育問題委員長・雇用政策委員長が、採用と大学教育の未来に関する産学協議会を代表して宮腰光寛内閣府特命担当大臣を訪問し、4月22日に同協議会が公表した「中間とりまとめと共同提言」を直接手交するとともに、意見交換を行った。

冒頭、山口座長が、大学と産業界が直接対話することで有意義な議論が行えたと報告したうえで、「採用に関しては複線的で多様な採用形態に秩序をもって移行すべきという認識が産学で合意できた。今後はより具体的でプラクティカルな議論を進めていく」と述べた。続いて岡本副会長が「中間とりまとめと共同提言」の内容を説明するとともに、政府への要望事項である(1)大学設置基準および認証評価制度の見直しの迅速化(2)AI、データサイエンス等の人材育成に向けた措置(3)大学への寄附促進に向けた税制措置(4)地方創生事業の継続推進――を大臣に求めた。

これに対し宮腰大臣からは、「産学の対話は歴史的な取り組みであり、今後の具体的な議論に期待している」との発言があったほか、多様な能力・経験を有した人材が活躍できる場の拡大の必要性や採用の複線化の重要性、地方における大学の役割の大きさについて言及があった。また、政府への要望事項に関しては、実現に向けできる限り努力すると述べた。

【SDGs本部】

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