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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2023年11月23日 No.3614 経団連観光インターンシップ産学合同報告会を開催 -実習を経験した学生が観光産業への提案を発表/観光委員会

経団連の観光委員会(菰田正信委員長、武内紀子委員長、野本弘文委員長)は、10月31日に立教大学、東洋大学と、11月1日に東京都立大学と、それぞれ「経団連観光インターンシップ産学合同報告会」を東京・大手町の経団連会館で開催した。

同委員会は、観光立国・観光先進国の実現に向けて「高度観光人材」の輩出を目指し、2011年から立教大学、14年から東京都立大学、22年から東洋大学と連携して、観光インターンシッププログラムを実施している。同プログラムは、受け入れ企業の講師による講義、夏季休暇を活用した現場体験や現場視察等のインターンシップ、各大学合同でのワークショップで構成される。これらを経た集大成として産学合同報告会では、関係者に向けて実習先企業や観光産業全体への提案を報告するもの。

合同報告会の冒頭、今泉典彦観光委員会企画部会長は、「観光業を活性化するにあたっての地域ビジネスの役割や、さまざまな関係者をコーディネートする行動力、さらには地元の隠れた観光資源を発掘し、事業化・商品化へと至るまでの企画立案力を身につけることは、観光業界を支える人材となるために不可欠である」とあいさつ。裾野の広い観光産業における課題を解決し、活躍できる高度観光人材を輩出していきたいとの思いをあらためて述べた。

学生は、立教大学、東洋大学はプレゼンテーション方式、東京都立大学はパネルセッション方式でそれぞれ発表し、各企業の現場での実習を経て感じた自身の課題や、習得した知見を踏まえ、派遣先企業および観光業界への提案を説明。参加した企業関係者との間で質疑応答が行われた。参加大学の指導教官からは、「学生の成果発表は、数年前より格段に洗練されてきている。本日の報告会でも、参加企業関係者からさまざまなアドバイスをもらった。こうしたコミュニケーションは学生生活だけでなく、今後社会人となっても大いに活用できる内容と感じている」との講評があった。

23年度のインターンシップ受け入れ企業14社は以下のとおり(五十音順。カッコのない企業は3大学から受け入れ)。

▽ANA総合研究所(立教大、東洋大)▽近畿日本ツーリスト(立教大、東洋大)▽グリーンズ▽コングレ▽サントリーホールディングス▽東京地下鉄▽東武鉄道▽日本スキー場開発▽日本テーマパーク開発▽東日本旅客鉄道(立教大、東洋大)▽藤田観光▽三井不動産商業マネジメント(立教大、東京都立大)▽森トラスト・ホテルズ&リゾーツ▽リゾートトラスト

【産業政策本部】

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