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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2025年7月17日 No.3691 自民党参院選公約に関する説明会を開催 -小野寺自民党政調会長が講演

小野寺政調会長

経団連企業人政治フォーラム(片野坂真哉会長)は7月2日、東京・大手町の経団連会館で「自由民主党参議院議員選挙公約に関する説明会」を開催した。主要会員企業から250人超が参加した。来たる参議院議員通常選挙に向けて、自由民主党の小野寺五典政務調査会長から、参院選公約等について説明を聴いた。概要は次のとおり。

■ 参院選を迎えるに当たって

早朝の開催にもかかわらず、多数の方々に参加いただき感謝する。自民党は気を引き締めてがんばれという皆さまからのエールだと受け止めており、心強く感じている。

米国との関税交渉は引き続き予断を許さない状況が続いている。政府として、影響が及び得る国内産業への対策をしっかりと行うことで、粘り強い交渉の継続が可能となり、結果としてわが国にとってプラスとなると考えている。経済界と連携しながら努力を重ねていきたい。

こうした厳しい情勢下で行われる参院選に当たり、自民党として「日本を動かす 暮らしを豊かに」と題する選挙公約を取りまとめた。責任政党として、「強い経済」「豊かな暮らし」「揺るぎない日本」の三つのビジョンを掲げ、具体的な政策を提示した。

■ 参院選公約の概要

具体的な公約として、五つのアクションを掲げた。

アクション1「強い経済、伸びる賃金」では、物価高騰から国民の暮らしを守るとともに、思い切った成長戦略で日本経済を大きくし、それを元手として、物価に負けない持続的な賃上げを実現するとしている。具体的には2040年までにGDP1000兆円、平均所得5割以上アップを目指す。

アクション2「安全が安心を生む暮らし、『ひと』が中心の社会」では、持続可能な社会保障の確保、こどもまんなか社会の実現、災害に負けない日本の構築などを挙げている。

アクション3「地方を元気に、日本を元気に」では、地域が持つ多様な力を日本全体の活力に変えることこそ、持続可能な国づくりの原動力との認識のもと、農林水産業を成長産業に育て、高付加価値と安定供給を実現するなど、全国どこでも安心と成長が実感できる「地方創生2.0」を実現するとしている。

アクション4「国を守り、世界で輝く」では、激変する世界情勢とわが国周辺の脅威に毅然と立ち向かい、防衛力の抜本的な強化などを通じて国民を守り、国際秩序の再構築にリーダーシップを発揮するとしている。

アクション5「憲法改正と不断の改革で、『国のかたち』を国民の手で」では、国民と共に未来を見据えた憲法改正を目指すとともに、国民視点での不断の改革を通じて、政治・行政・財政への信頼を確立するとしている。

参院選期間を通じて、これらの公約を国民に分かりやすく発信していくことで、自民党に対する支持をしっかりと訴えていく。

◇◇◇

説明後の意見交換では、複数の参加者から、与党・自民党に対し、選挙戦へのエールが送られた。

【総務本部】

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