経団連の大橋徹二アフリカ地域委員長と加留部淳同委員長は7月1日、武藤容治経済産業大臣と藤井比早之外務副大臣を訪問して提言を手交した。同日、東京・赤坂の日本貿易振興機構(ジェトロ)本部で開催されたアフリカビジネス協議会(JBCA)第3回本会議に出席した。概要は次のとおり。
■ 武藤大臣、藤井副大臣に提言を手交

武藤大臣(左から2人目)と藤井副大臣(同3人目)に提言を手交
大橋・加留部両委員長は、武藤大臣と藤井副大臣に、6月17日に公表した提言「アフリカの内発的・持続的発展に向け、今こそ日本の積極姿勢を示すべき~TICAD9に臨むにあたって」を手交した。
大橋委員長は、アフリカが有するポテンシャルに言及したうえで、8月に横浜で開催される第9回アフリカ会議(TICAD9)に向けた同提言の概要を説明した。
加留部委員長は、TICAD9開催に当たり、石破茂内閣総理大臣に強力なリーダーシップを発揮してほしい旨を強調。アフリカとの共創に向けて官民連携の一層の強化が必要であると述べた。
■ JBCA第3回本会議

左から石黒理事長、岩井筆頭副代表幹事、藤井副大臣、武藤大臣、大橋委員長、加留部委員長
今次会議には、武藤大臣、藤井副大臣、石黒憲彦ジェトロ理事長、岩井睦雄経済同友会筆頭副代表幹事、経団連からは大橋・加留部両委員長が出席し、それぞれあいさつした。
JBCAは、2019年に設立された官民連携のプラットフォームで、アフリカビジネスに関する情報共有や意見交換を目的としている。
今次会議では、過去3年間のJBCAの活動を振り返るとともに、TICAD9に向けた官民連携の展望について意見交換した。
閉会後は、登壇者と参加者によるネットワーキングを行った。アフリカビジネスに携わる官民関係者にとって、来たるTICAD9に向けた機運を高める機会となった。
【国際協力本部】