
経団連は7月14日、東京・大手町の経団連会館で、ホーチミン国家政治学院のレ・ヴァン・ロイ副学院長をはじめとするベトナム共産党幹部との懇談会を開催した。
今回の訪問団は、国際協力機構(JICA)の戦略的幹部研修プロジェクトによるもの。研修プログラムの一環として経団連を訪問し、投資先としてのベトナムの魅力を説明した後、参加者と意見交換した。ベトナム側の説明の概要は次のとおり。
ベトナム経済は、過去10年間、約6%の高い経済成長を維持しており、2030年までの高中所得国入り、35年までの高所得国入りを目指している。高い経済成長と持続的な発展の双方の実現には、日本企業をはじめとする外資企業の協力が不可欠である。
投資先としてのベトナムの魅力は次の4点である。
第一に、政策への高い信頼である。ドイモイ(刷新)政策を導入してから約40年が経過した。政策の迅速な執行は国内外の経済界から信頼を得ている。
第二に、政治とマクロ経済の安定性である。政治環境は安定かつ一貫している。着実に経済規模を拡大するなどマクロ経済基盤は堅固である。
第三に、政策の一貫性である。持続可能な発展、国際社会への積極的な参加といった点で政策は一貫している。
第四に、改革の実施である。組織とスキーム、科学技術・イノベーション、デジタルトランスフォーメーション(DX)をはじめとする五つの改革を実施しており、これらを新たな成長の原動力としている。
日本とベトナムは、包括的戦略的パートナーシップ関係を構築している。現在、ベトナム政府はグリーントランスフォーメーション(GX)などに注力しており、今後の日本企業とのさらなる連携促進に期待する。
【国際協力本部】