ペトロ大統領

経団連は9月4日、東京・大手町の経団連会館で、コロンビアのグスタボ・フランシスコ・ペトロ・ウレゴ大統領との懇談会を開催した。概要は次のとおり。

冒頭、経団連を代表して、垣内威彦副会長・日本コロンビア経済委員長があいさつした。

垣内副会長は、南米第2位の人口、第3位の経済を有するコロンビアは、市場規模に加えて、北米や中南米への結節点としても大きな魅力を備えていると指摘。豊富な鉱物資源を有し、近年は、脱炭素化やクリーンエネルギーへの投資の拡大等、エネルギー転換への取り組みを強化していると述べた。

そのうえで、今後、多様な分野で両国の経済連携が拡大することに期待を寄せた。

ペトロ大統領は、コロンビアと日本は、太陽光、風力、地熱などのクリーンエネルギー、農業や食料、自動車等の製造業など多様な分野で連携のポテンシャルがあると指摘。港湾、内陸と海岸部を結ぶ道路や鉄道等のインフラ整備を通じて、日本をはじめアジア諸国との貿易拡大につなげたいと述べた。

加えて、両国間の相互訪問を促進し、経済関係のさらなる深化を図りたいと語った。

【国際協力本部】