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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2025年10月2日 No.3699 レチェアン・モルドバ首相と懇談

レチェアン首相(左)と橋本委員長

経団連の橋本剛日本NIS経済委員長は9月1日、来日したモルドバのドリン・レチェアン首相と都内で懇談した。レチェアン首相の発言概要は次のとおり。

■ ウクライナ避難民の受け入れ

ロシアによるウクライナ侵略行為は、ウクライナに対する影響のみならず、世界中に悪影響を及ぼしている。

ウクライナの隣国であるモルドバはウクライナから多くの避難民を受け入れている。一時期、ウクライナ避難民は、モルドバの総人口の6分の1に達していた。現時点でこの比率は4%にまで下がっている。

ウクライナ避難民に対し、日本政府から長期にわたりさまざまな支援を受けている。この場を借りて、改めて感謝の意を伝えたい。

■ EU加盟交渉と今後の日本との協力

モルドバは2024年6月からEU加盟交渉を行っており、28年までには交渉を完了したい。現在、さまざまな分野で経済の自由化を進めており、EU加盟国との関係は一層深まっている。日本との協力関係もさらに強化していきたい。

日本は、優れた技術力を有しているだけでなく、その発展の背景に「人や自然を大切にする」という価値観が根付いており、大いに共感できる。

こうした観点からも、私たちは日本からの経済ミッションをぜひ迎えたい。グリーン、デジタル、ロジスティクス、エネルギー、農業等の分野でのビジネスの可能性を話し合いたい。

【国際経済本部】

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