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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2025年10月2日 No.3699 岩屋外相が講演 -経団連企業人政治フォーラムが講演会を開催

岩屋大臣

経団連企業人政治フォーラム(片野坂真哉会長)は9月8日、東京・大手町の経団連会館で講演会を開催した。主要会員企業から約190人が出席。岩屋毅外務大臣が講演した。概要は次のとおり。

昨晩、石破茂内閣総理大臣が退任の判断をなされたところであり、無念に思う。政治空白を招かないという石破首相の決意のもとで、さまざまな課題に取り組んできており、その象徴の一つが日米関税交渉といえる。

先般、両国間の合意に基づく米国大統領令が発出されたことで、一区切りがついたところでのご決断であったと理解している。

世の中が多様化し、価値観が多岐にわたるなかで、社会の分断を招かないように、包摂、寛容の政治を展開していくことが何より重要であると実感している。

とりわけ、国際社会に目を転じても、分断と対立が進み、国際秩序は大きく揺らいでいる。法の支配や自由で開かれた貿易体制、国連体制など、従来の制度・価値観が揺らいでいるといっても過言ではない。

こうした分断や対立が進むなかであるからこそ、外交の力が問われており、日本という国の出番であると信じている。粘り強い対話によって、国際社会の協調、融和を目指し、日本が世界の結節点になるべきという思いで外務大臣の務めを果たしてきた。

日米、日中、日韓、ウクライナ危機、中東問題、そして外国人政策と、さまざまな分野において、引き続き残された課題はあるものの、一定の成果を挙げることができたと感じている。

今後も日本外交が果たすべき役割は大きく、一つひとつの課題に真摯に向き合って外交を進めていく必要がある。

◇◇◇

講演後には、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)や諸外国との外交のあり方を巡り、活発な意見交換が行われた。

【総務本部】

経団連企業人政治フォーラム(Keidanren Political Forum)のご案内

大臣や主要な政治家、有識者を招いた講演会の開催などを通じ、企業人の政治参加意識の高揚と、企業人と政治とのコミュニケーションの促進に努めています。
企業人の声で政治を変えるために、皆さまのご参加をお待ちしております。

◆ 入会のご案内は、ウェブサイトをご参照ください
URL: https://www.bpf.jp/

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