経団連の地域経済活性化委員会企画部会(徳川斉正部会長)を中心とした委員らは3月5日、横浜国立大学の半導体・量子集積エレクトロニクス研究センター(SQIE研究センター)と横浜ビジネスパーク(YBP)を視察した。
横浜市は近年、豊富な人的資源や利便性等を背景に、多くのR&D(研究開発)拠点が集積し、特に半導体関連産業を中心に産学連携によるイノベーションの創出に向けた取り組みが進んでいる。
経団連の委員らは、施設内を見学したほか、各施設の設置の背景や活用状況について説明を聴くとともに意見交換を行った。概要は次のとおり。
■ SQIE
SQIE研究センターは、横浜国立大学が新たな社会価値創造に向けた産学連携を図るべく、2024年4月、学際的な研究活動を展開する総合学術高等研究院に設立した研究拠点だ。
半導体・量子・光・超伝導デバイス研究とこれら異種チップを3次元積層する研究開発を深化させることにより、日本の半導体産業の振興と新技術の社会実装を目指している。
一行は真鍋誠司センター長兼社会価値イノベーションラボ長(横浜国立大学国際社会科学研究院教授)ら5人から、各分野の研究概要を聴くとともにラボ内を見学した。
■ YBP
YBPは、賃貸オフィス、研究所、商業店舗、スポーツジムを敷地内に整備した複合施設だ。横浜国立大学と同じ保土ケ谷区に位置する。80を超える企業が入居しており、約4割の企業が研究開発等に取り組んでいる。
一行は運営責任者の舩元一茂氏からYBPの概要を聴くとともにビジネスパーク敷地内および各施設内を見学した。
この他、横浜市経済局の畠山幹貴企業誘致・立地担当課長からは、横浜市の企業誘致施策や産学官民連携に関する取り組み、企業のR&D施設の集積状況等の説明を受けた。
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参加者からは「SQIEのラボ内を視察でき、研究内容を詳しく知ることができた」と評価する声や、「YBPの地域開発が参考になった」との感想があった。
【産業政策本部】
