経団連は5月12日、ピッチイベント「Keidanren Innovation Crossing(KIX)」の第36回会合を東京・大手町の経団連会館で開催した。スタートアップ、大企業等から約80人が参加した。
齊藤昇スタートアップ委員会企画部会長による開会に続き、広島県商工労働局イノベーション推進チームの長谷川充イノベーション環境整備担当部長があいさつした。
続いて、広島県推薦のスタートアップ11社がピッチに登壇し、自社の強みを訴えるとともに大企業に連携を呼びかけた。登壇者は次のとおり。
- (1)木村裕人 エイトノット 代表取締役CEO=船をより安心・安全なモビリティにするべく、船舶知能化ソフトウエア「Eight Knot AI CAPTAIN」を提供。船舶の自動化を実現し、水上モビリティを社会インフラの一つとすることを目指す
- (2)辻本真大 エクレクト 代表取締役=グローバルなAIツールを日本企業が活用できる形にして提供。企業のCX(Customer Experience)向上に向け、ビジネスプロセスのAI化を実施
- (3)長岡秀樹 CIA 代表取締役=世界から犯罪により涙する人をなくすことを目指し、盗難被害を事前に防ぐソリューション「あいシェア」を展開。小売業界に新たな防犯の形を提供
- (4)中川純希 ジザイエ 代表取締役CEO=「すべての人が時空を超えて働ける世界へ」をミッションに通信環境によらない高画質・低遅延の映像転送システムを実現。大規模言語モデル(LLM)との併用により、高精度な分析も可能に
- (5)島﨑航平 SYNRA 代表取締役=遠隔から「振動」を非接触・リアルタイムで計測することにより、インフラ点検の効率化、インフラ異常の早期発見を実現。より安全で持続可能な社会の実現に貢献
- (6)宮田和季 セディカル 社長=健康とおいしさを両立する食を提案。高品質な独自素材、高度な開発力、AI×食の知見を武器に「ベターフォーユー」な食体験の社会実装を目指す
- (7)越智稔 TD Holdings 取締役COO=最適な意思決定を円滑に行うことを可能にするシミュレーション「FabrikNavi」の提供を通じて製造業DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援。製造業における生産性向上と持続的発展に貢献
- (8)中村ユセフ健 Toroidal Propulsion CEO=燃費を向上させる特殊形状の大型船向けプロペラ「トロイダルプロペラ」を開発。エネルギー効率を高め、よりサステイナブルな航行を可能にすることを目指す
- (9)上杉正章 トロムソ 代表取締役=農業残渣を活用した固形燃料の製造やバイオ炭を生成する装置を開発。カーボンクレジットを創出し、環境価値を経済価値へ転換する事業を展開
- (10)石井敦浩 プラチナバイオ Chief Operating Officer=独自のバイオDX技術とゲノム編集技術を用いた製品を開発。データ駆動型ものづくりの浸透に向け、環境整備を実施
- (11)中野佑紀 マテリアルゲート 社長兼CEO=広島大学発の機能性新素材「単分子誘電体」を用いた研究開発を実施。「素材の力で未来を創る」のミッションのもと、電力大量消費時代のソリューションを提供
ピッチ終了後のネットワーキングでは、登壇者と大企業関係者らが活発に交流した。
次回のKIXは、7月27日に東京・大手町の経団連会館で開催予定。
【産業技術本部】
