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月刊 経団連 新会員紹介 管清工業株式会社

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資本金 2億5,000万円
設立 1962年10月
従業員数 523名(2021年4月1日現在)
本社所在地 〒158-0098 東京都世田谷区上用賀1-7-3
事業内容 建物内や道路下の下水道管の調査、清掃、修繕・改築並びに付随する技術の開発
URL https://www.kansei-pipe.co.jp/

皆さんは下水道管にも管理が必要なことはご存じだろうか。管清工業はその「下水道管路管理」を専門に行う会社だ。下水道管に異常がないか調査し、堆積物等があれば清掃し、管の老朽化が進んでいれば修繕する。

当社は2022年に創業60周年を迎える。下水道管路管理業者の中では老舗だ。創業は高度経済成長期の真っ只中。次々にビルの建設が進み、同時に下水道施設の整備も進んだが、管理に目を向けたのは創業者・長谷川正くらいだったという。現在に至るまで下水道管路管理にこだわり続け、施工だけでなく、施工の効率化・安全化を目指したロボットなどの開発も進めている。

日本国内における下水道管の老朽化に起因する道路陥没事故は、年間約2900件である。少しずつ減少してきてはいるが、依然横ばい状態が続いている(国土交通省調べ)。これらの事故は、下水道管の破損や故障からある程度経過してから発生する。道路の下に埋められた下水道管の異常に気付くのが事後になっているのだ。ただ、未然に防げないわけではない。「予防保全」の考えで適宜調査を行い、適切な処置を施し、トラブルを予測して、未然に防止する。管清工業は「想定外」という言葉は使わない。これは老舗としてのプライドだ。

下水道管も人の手を加えなければならないインフラの1つである。メンテナンスを怠れば、生活者は不自由を強いられる。当社は予防保全の考えを根底に置いた下水道管路管理を進め、市民が永く快適な生活を続けられるよう陰ながら支えていく。

下水道管路管理のパイオニアとして先頭に立ち続ける


長谷川 健司
管清工業 社長

当社は創業時から下水道管路管理にこだわり続け、今やパイオニアと称されるまでになりました。
今日の日本では下水道があって当たり前、生活していくうえで欠かせないインフラです。私が社長就任時に掲げた「300年継続する企業を目指す」ことはあるべき姿と言えます。また、事業発展に邁進する他に下水道利用者との協調を図ることも重要と考え、子どもが将来下水道のことを考えてくれるようにと始めた出前授業を筆頭に、様々なコミュニケーション機会の創出にも注力しています。水インフラの良し悪しは、まちの快適さにも健康状態にも影響を及ぼします。だからこそ当社のような会社は地域住民に信頼される存在でなければなりません。
会社を存続させ、管路管理を続けていくことが私達の使命と捉えています。

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