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月刊 経団連 新会員紹介 平林金属株式会社

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資本金 9,980万円
設立 1960年7月
従業員数 412名(2023年4月)
本社所在地 〒700-0973 岡山県岡山市北区下中野347-104
事業内容 総合リサイクル業
URL https://www.hirakin.co.jp/

当社は1956年に鉄のリサイクルを主業として創業した。後に、銅やアルミ等の非鉄金属やプラスチックなどものづくりの原材料が多様化する時代を迎えると、当社がリサイクルする素材も多岐にわたるようになり、現在は自動車や家電、産業機器や建物等をリサイクルする総合リサイクル業として、再生資源を素材メーカーに供給している。

2001年施行の家電リサイクル法に合わせて当社が開設したリサイクルファーム御津は、大臣(経済産業大臣および環境大臣)認定と家電メーカーの委託の双方を受けた、中国・四国地方では唯一の再商品化施設で、年間約60万台の使用済み家電をリサイクルしている。見学者も多く、これまでに累計で2万3000人以上を受け入れている。

2015年には一般消費者向け有人式資源集積ステーション「えこ便」を開設した。岡山県、鳥取県に計5拠点を展開し、会員数は13万5000人。小型家電や金属類、古紙などを集積するとともに、環境教室や地域の講座等を通じてリサイクルに関する情報発信を積極的に行っている。こうした活動が評価され、グッドデザイン賞(2016年)、環境大臣賞(2019年)、経済産業大臣賞(2020年)を受賞した。特に、対極的にみられる両省からの表彰はまれにみるケースと思われる。

当社には業界では珍しい技術開発部があり、オリジナルのリサイクル設備とノウハウで様々な素材のリサイクルを実現してきた。製造メーカーが「サーキュラーエコノミー」型に移行していく中で当社の技術に興味を持ってもらえる機会も増えており、メーカーとの連携が加速している。

省資源循環型社会の構築に向けて


平林 実
平林金属 社長

当社は鉄のリサイクルから始まり、非鉄金属やガラス・プラスチックなど、リサイクルする素材の種類が増えてきました。地域活動やスポーツにも力を入れており、男女のソフトボールチームは日本リーグに所属しています。
2022年には、「2022 SDGs この言葉ができる前から取り組んでいます 今こそ本領発揮 魅せる時」を年間スローガンに掲げました。年間スローガンは毎年、社内公募で選んでいます。そして2023年、最後のピースであった目標1「貧困をなくそう」を達成し、現在17の目標の全てを達成中です。社員一同、地域あっての社業という想いで仕事にもSDGsにもがんばって取り組んでいます。
今、「カーボンニュートラル」の実現に向けて、われわれの扱うリサイクル原料がCO2を削減する一手段として脚光を浴びつつあります。この期待に応えられるよう、尽力してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

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