月刊 経団連 新会員紹介 三笠産業株式会社
資本金 | 1億円 |
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設立 | 1953年10月(創業1912年4月) |
従業員数 | 525名(2023年2月現在) |
本社所在地 | 〒635-0817 奈良県北葛城郡広陵町寺戸27 |
事業内容 | プラスチックキャップ・PETボトル・各種包装資材の製造販売 |
URL | http://www.mikasa-ind.co.jp/ |
当社はプラスチック製包装資材のメーカーである。本社は創業時から奈良県に立地し、四つの営業所(奈良、東京、福岡、タイ)と五つの生産拠点(奈良、熊本、茨城、栃木、タイ)を配置している。
1963年(昭和38年)に金属王冠に替わるプラスチック製の「GS王冠」を開発し、今やスタンダードとなっている「プルオープンキャップ」は、1969年(昭和44年)に当社が日本で初めて製品化したものである。その後も様々な新しいアイデアをかたちにし続け、累計開発点数は5000点超、現在販売中の製品ラインナップは1300点に及んでいる。主に、醤油やポン酢、ドレッシングなどの食品調味料に利用される、機能性を備えたキャップやボトルの製造に特化しており、密封性や開封の利便性に加え、使用後に分別廃棄しやすい構造のキャップも多数開発している。
高齢化社会への対応として、ネジキャップを回転するだけで簡単に開封することができ、それでいて従来のプルオープンタイプと同じ密封性を担保できる新しいキャップも複数開発している。その初代製品である「ニュートンcap」は2021年、国際的なパッケージング・アワードで「ワールドスター賞」を受賞した。
今後も製品の機能と品質の向上に努めながら、環境負荷低減に寄与する製品や環境に配慮した材料を使用した製品の開発を推進していきたいと考えている。海外事業としては2014年にタイに現地法人を設立。東南アジアを中心にシェアを拡大し、さらなるグローバル展開を目指している。
「現状否定」「創意工夫」で人々の生活を豊かに
林田 大地
三笠産業 社長
当社は1912年(大正元年)に奈良県で創業いたしました。林田國太郎商店として、木樽の注ぎ口にねじ込む「木工吞口」を製造販売したことがはじまりです。当初より「現状否定」「創意工夫」を理念とし、樽の需要減やプラスチック素材の普及を予測して、プラスチック製瓶栓を考案したことが現在の事業につながっております。今では多くの調味料メーカーに採用いただいておりますので、皆さまのご家庭にもいくつか当社のキャップやボトルがあるかと思います。これからも「現状否定」「創意工夫」のもと、包装容器を通じて人々の生活を豊かにしていきたいと考えております。
経団連会員の皆さまにおかれましては、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。