
本稿では、今般のスタートアップフレンドリースコアリングでハイスコアを取った企業が、スコアリングの活用法、課題をどのように克服したかなどについて、それぞれの取り組みを紹介する。

髙橋 誠
たかはし まこと
経団連スタートアップ委員長
KDDI会長
1984年に京セラへ入社し、同年に第二電電(現KDDI)出向、転籍。モバイルインターネットビジネスの開拓や新規事業の開発等に携わった後、2018年代表取締役社長、2023年代表取締役社長CEOに就任。2025年4月から現職

和田 茂己
わだ しげき
日本電気Corporate SVP兼 みらい価値共創部門長
1990年日本電気入社。マイクロエレクトロニクス研究所、光・無線デバイス研究所の主任研究員などを経て、2008年中央研究所研究企画部シニアエキスパート。2011年技術・知的財産統括本部技術戦略推進室長、2013年技術イノベーション戦略本部本部長代理、2014年知的財産本部開発推進部長、2015年日本電気特許技術情報センター代表取締役社長、2017年知的財産本部長、2023年Corporate SVP兼知的財産部門長兼コーポレート事業開発部門長、2024年4月Corporate SVP兼コーポレート事業開発部門長。2025年4月から現職

鈴木 隆夫
すずき たかお
日本航空執行役員 イノベーション本部長
2004年8月JALリーブル(※)入社。2010年12月から日本航空インターナショナル(現日本航空)。2013年5月米州地区支配人室ロサンゼルス支店総務セクションマネジャー、2021年4月経営管理部部長、2023年4月経営管理本部副本部長を経て、2024年4月から現職
※決算に関する事務並びに経営・経理に関する分析及び指導、付帯関連する業務を担う日本航空の100%子会社。2010年12月日本航空と合併
小川 尚子
おがわ なおこ
司会:経団連産業技術本部長
- ■ スタートアップフレンドリースコアリングの活用法
- スコアリングの結果は重要な指標
- カーブアウトと業務提携の推進がスコアアップに
- CVCとVCMの掛け算で社会課題解決に取り組む
- 大企業の縦割り体制からの脱却で縦の10Xを実現
- ■ 直面する課題をどのように乗り越えたか
- 経営層の意識改革が必要
- 成功モデルを横展開して社内の機運醸成へ
- レバレッジを意識しグロース事業とベース事業とを共に育てる
- ■ 10X10Xの実現に向けて