当社は、2008年に持株会社として設立され、2009年にそれぞれ50年以上の歴史を持つ共立と新ダイワ工業を吸収合併して事業をスタートした。

前身である2社の主力事業である刈払機やチェンソーといった手で持つ、或いは背負って使用する小型屋外作業機械のほか、農作物を病害虫被害から防ぐために農薬を散布する大型防除機等を展開する農業用管理機械、主に建設現場等で使用される発電機や溶接機といった一般産業用機械の3つの事業を展開している。

主力事業の小型屋外作業機械においては、動力源である小型エンジンの鋳造から製品の組立までを自社で行う「一貫生産体制」に加え、年々厳しさを増す排出ガス規制に対応し続けてきた「高い環境対応技術」が現在の当社の競争力につながっている。

当社の小型屋外作業機械は国内だけでなく、海外でも高い支持を得ており、特に最大市場である北米市場においては、緑地管理業者をはじめとしたプロのユーザーから当社製品の品質と耐久性が高く評価されている。

これまで小型エンジンの開発・製造技術により成長してきた当社であるが、カーボンニュートラルの達成に向けた取り組みも始めている。バッテリーを動力源とする小型屋外作業機械の開発に加え、内燃機関においてもカーボンニュートラルを実現すべくパートナー企業と連携して合成燃料の研究を行うなど、新たな取り組みにも積極的に挑戦し、さらなる成長を目指している。