エネルギー戦略の実装が育む、技術の進化と人の成長
イランを中心とした中東情勢の緊張をはじめ、世界的に地政学リスクが高まり、各国の政策も不安定さを増している。その結果、わが国のエネルギーを取り巻く環境は、かつてない不確実性の中に置かれている。このような状況で求められるのは、わが国のエネルギー安全保障と安定供給を確実に維持しながら、同時に2050年カーボンニュートラル社会の実現を見据えてグリーン・トランスフォーメーション(GX)を着実に推進するという、高度な両立の実現である。
2026年6月号イランを中心とした中東情勢の緊張をはじめ、世界的に地政学リスクが高まり、各国の政策も不安定さを増している。その結果、わが国のエネルギーを取り巻く環境は、かつてない不確実性の中に置かれている。このような状況で求められるのは、わが国のエネルギー安全保障と安定供給を確実に維持しながら、同時に2050年カーボンニュートラル社会の実現を見据えてグリーン・トランスフォーメーション(GX)を着実に推進するという、高度な両立の実現である。
資源に乏しく、人口減少に直面するわが国にとって、食料・資源・エネルギーが豊富な国・地域が多く、高い潜在成長力を有するグローバルサウスとの一層の連携強化は不可欠である。経団連では、2025年12月に提言「グローバルサウスとの連携強化に向けて」を公表し、日本政府に対してトップ外交の展開や官民フォーラムの開催などを盛り込んだアクションプランの策定、力強い外交の展開を求めた。国際社会が分断と対立の色を濃くする中、グローバルサウスと連携を強化することは、ルールに基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化を主導するうえで重要な足掛かりとなるものでもある。
共創、その先へ
荒井 勝喜(経済産業省通商政策局長)
ODAを活用したグローバルサウスとの連携強化
―多様なパートナーとの連携による新たな開発協力
今福 孝男(外務省国際協力局長)
データから読み解くグローバルサウスの可能性と今後の展望
又木 毅正(野村総合研究所エネルギー産業コンサルティング部
グローバル産業インフラグループ グループマネジャー)
日本信号のアフリカ市場への挑戦と人材育成
後藤 隆一(日本信号社長)
インドと共に成長
―スズキの挑戦と第三国展開
鈴木 浩一(スズキ常務役員インド事業本部長)
グローバルサウスにおける医療アクセス向上に向けた富士フイルムの挑戦
―結核対策を起点とした携帯型X線撮影装置の活用と1次医療の強化
大塚 琢磨(富士フイルム メディカルシステム事業部マネージャー)
【報告】
震災の記憶をたどり、復興の現在地を知る
―災害復興特別委員会による福島被災地視察
筒井 義信(経団連会長、災害復興特別委員長/日本生命保険特別顧問)
冨田 哲郎(経団連審議員会議長、災害復興特別委員長/東日本旅客鉄道相談役)
【提言】
税・財政・社会保障一体改革に関する基本的考え方
―投資牽引型経済の実現による成長と分配の好循環
https://www.keidanren.or.jp/policy/2026/018.html
小堀 秀毅(経団連副会長、社会保障委員長、税・財政・社会保障一体改革検討会議座長/
旭化成会長)
【提言】
裁量労働制の拡充を求める
―柔軟で自律的な働き方をさらに広げるために
https://www.keidanren.or.jp/policy/2026/023.html
冨田 哲郎(経団連審議員会議長、労働法規委員長/東日本旅客鉄道相談役)
小路 明善(経団連副会長、労働法規委員長/アサヒグループホールディングス会長)
芳井 敬一(経団連労働法規委員長/大和ハウス工業会長)
【提言】
Society 5.0時代のヘルスケアⅤ
―国民への価値還元を実現するヘルスケア・データスペースの構築
https://www.keidanren.or.jp/policy/2026/024.html
安川 健司(経団連審議員会副議長、イノベーション委員長/アステラス製薬会長)
稲垣 精二(経団連審議員会副議長、イノベーション委員長/第一ライフグループ会長)
田中 孝司(経団連イノベーション委員長/KDDI相談役)
【提言】
「育成から飛躍へ:スタートアップ育成5か年計画の先を見据えた基本戦略」を公表
https://www.keidanren.or.jp/policy/2026/019.html
南場 智子(経団連審議員会副議長、スタートアップ委員長/ディー・エヌ・エー会長)
髙橋 誠(経団連スタートアップ委員長/KDDI会長)
出雲 充(経団連スタートアップ委員長/ユーグレナ社長)
読書のみちしるべ
心の友 『自省録』
宮永 俊一(経団連税制委員長/三菱重工業名誉顧問)
Essay「時の調べ」
いい音を鳴らし、書くこと
高橋 久美子(作家・作詞家)