当社は1936年5月、絶縁材料を取り扱う個人商店として創業した。熱硬化性樹脂によるソケットやスイッチなど電気関連部品の製造が拡大したことにより、1940年9月に本社工場を建設し、天昇電気工業株式会社を設立した。合成樹脂成形品の開拓者として歩みを進め、以来、八十有余年に及ぶ歴史の中で、合成樹脂の成形加工において培われた技術力をベースに国内5工場、海外3拠点を展開し、企画段階からデザイン考案、設計、構造解析、金型製作、試作評価、製造、2次加工まで絶えず事業領域を拡大し続けてきた。

現在の取り扱い製品は、自動車部品、家電・OA機器や機構部品、そして大型コンテナ、物流産業資材、導電性プリント基板収納ラック、感染性医療廃棄物容器や雨水貯留浸透施設などであり、多分野へと進出して、あらゆるお客様の多様なニーズに幅広くお応えしている。

2020年は年初からコロナ禍の影響で第1四半期は業績低下を余儀なくされたものの、危機をばねに社員全員の力を結集し今期業績予想を黒字とするところまで戻すことが出来た。同年9月には新工場としては30年ぶりとなる矢吹第二工場が竣工した。2021年は積極果敢な経営にチャレンジし続け、さらなる業容拡大、躍進する会社として「妥協しない経営、結果を出す経営」を標榜し、あらゆるステークホルダーから一流と認められる企業となることを目指している。