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月刊 経団連 新会員紹介 日精エー・エス・ビー機械株式会社

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資本金 38億6,090万円
設立 1978年11月
従業員数 単体230名、連結2,037名(2021年3月31日現在)
本社所在地 〒384-8585 長野県小諸市甲4586-3
事業内容 ストレッチブロー成形機、金型、付属機器、部品等の製造・販売
URL https://www.nisseiasb.co.jp/ja/

当社は、ペットボトルの草創期1978年に、ペットボトル等のプラスチック容器を生産する「ストレッチブロー成形機」の専業メーカーとして創業した。通常、ペットボトルを製造する際には大きく2つの工程があり、これを別々の機械で行う一般的な「2ステップ方式」に対し、当社は1台の機械で行う「1ステップ方式」の機械が主力である。当社の1ステップ機は、工程間の樹脂の保有熱を成形時に有効利用できる特性上、複雑な形状の容器成形に適している。特に化粧品・食品・日用品・医薬品など、高付加価値の容器成形を得意とし、非飲料容器の成形機市場で世界トップシェアを誇る。生産拠点を日本とインドに有し、日本では研究開発および大型・特殊機械の生産を手掛けており、インドでは汎用機械と金型を生産し、特に金型はインドで約9割を生産するなど、当社の高収益体質の源泉となっている。また、海外に点在する18拠点、40超の代理店販売網により、現地の顧客ニーズに迅速に対応し、海外売上比率は9割を超える。

昨年、業界のリーディングカンパニーとしてその高いシェアと利益率、技術力等が評価され、経済産業省認定の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」に選定された。さらに、独自開発の「二層成形法」は、容器用途に応じて、2種類の異種材料の組み合わせ、使用比率、成形順序を変更できる特長から、容器づくりの選択肢を広げ、安全性・機能性・デザイン性に加え、リサイクル樹脂の使用を促進し、環境配慮型の容器成形を可能とした。なお、環境省策定プラスチック資源循環戦略の基本原則「3R (Reduce・Reuse・Recycle) +Renewable(生分解性容器)」に係る技術ノウハウを有し、広範多岐に高度なソリューションを提供可能とするなど、昨今のプラスチック環境問題にも創業以来真摯に取り組んでいる。

信頼される容器開発のリーディングカンパニーとして


宮坂 純一
日精エー・エス・ビー機械 社長

創業以来40年余り、「人と社会に豊かさを提供する」「高い技術、サービスで恒久的な存続を追求する」という経営理念のもと、プラスチック容器生産機械・金型・容器成形ノウハウを一体とした多くの業界初の技術力を強みに、高品質・高付加価値・環境配慮型など、総合的な容器開発のソリューションを提供しています。安全で衛生的な容器を多種多様な用途で広く世界に普及させ、世界の人々が便利で、より豊かな生活を営めるように願い、高い信頼を得られるよう尽力しています。
1997年、先駆的に設立したインド生産子会社は、当社グループの高い企業競争力・収益力の中核として、世界品質基準の機械・金型装置を世界中に輸出するとともに、経済成長が顕著なインド国内向け販売も拡大し、雇用・教育・外注との協調等を通じた社会貢献も果たしています。今後も業界のリーディングカンパニーとして、中長期的な成長発展方針を継続する所存です。皆々様のご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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