他方で、地政学リスクの高まりや海外経済の減速懸念のほか、少子高齢化・人口減少をはじめとする構造的な課題も山積している。多くの課題を乗り越え、成長と分配の好循環を達成するためには、適切なマクロ経済運営と成長戦略の実行が求められる。
そこで本座談会では、わが国の様々な課題を踏まえた経済財政運営や成長戦略の方向性、今後の日本経済について展望する。
新藤 義孝 しんどう よしたか
経済再生担当大臣・新しい資本主義担当大臣
1996年衆議院議員に初当選。2012年総務大臣、内閣府特命担当大臣(地方分権改革)、地域活性化担当大臣、道州制担当大臣、郵政民営化担当大臣に就任。2013年内閣府特命担当大臣(国家戦略特別区域)に就任。2023年から現職。
小堀 秀毅 こぼり ひでき
経団連副会長・社会保障委員長・環境委員長/旭化成会長
1978年旭化成工業(現旭化成)入社。2010年旭化成エレクトロニクス代表取締役社長、2012年旭化成常務執行役員、2014年代表取締役兼専務執行役員、2016年代表取締役社長、2022年代表取締役会長に就任。2023年から現職。
澤田 純 さわだ じゅん
経団連副会長・産業競争力強化委員長/日本電信電話会長
1978年日本電信電話公社入社。2008年エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ取締役 経営企画部長、2012年同社代表取締役副社長 経営企画部長、2014年日本電信電話代表取締役副社長、2016年NTTセキュリティ代表取締役社長、2018年日本電信電話代表取締役社長に就任。2022年から現職。
久保田 政一 くぼた まさかず
司会:経団連副会長・事務総長
- ■ マクロ経済環境と経済財政運営
- 物価上昇を上回る賃上げと可処分所得の向上を
- 戦略的な国内投資で分厚い中間層を形成
- 全世代型社会保障制度の構築で成長と分配の好循環を達成
- 高齢化が進む中でも成長できる経済を
- ■ 新たなフロンティアを創り出すための成長戦略
- 国内投資の活性化によって供給力強化を
- 明るい未来への希望につながる政策整備
- エッセンシャルワーカーの賃上げに向けたDXソリューションを
- サーキュラーエコノミーを持続的な経済成長につなげる