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月刊 経団連 座談会・対談 サステイナブルな未来創造に向けて

十倉 雅和
経団連会長

五神 真
東京大学大学院理学系研究科教授

PDF形式にて全文公開中

Society 5.0は政府の成長戦略であり、経団連としてもSDGsと関連付け、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じた新しい経済社会の実現を目指してきた。他方、新型コロナウイルスの感染拡大が世界の本質的な課題を浮き彫りにしている。そうした中、SDGsやESG投資に代表されるサステイナビリティの議論に注目が集まるなど、経済社会の在り方があらためて問われている。本対談では、未来の日本の経済社会を創造するために、産学が果たすべき役割などについて、五神真東京大学教授と十倉雅和会長が語り合った。

五神 真(東京大学大学院理学系研究科教授)

十倉 雅和(経団連会長)

久保田 政一(司会:経団連副会長・事務総長)

  • ■ 日本には、まだ世界の新しい秩序の形成を先導できるチャンスがある
  • 今すぐ産学官の持てる力を総動員してDXに取り組むべき
  • コロナ禍で浮き彫りになった日本固有の課題
  • 大学が経済や社会を動かすプレーヤーになる
  • ■ 「DXの遅れ」と「緊急事態への備え」という課題にしっかりと対応を
  • 破壊的な技術をコントロールしなければならない
  • 産学は不可分な連携体である
  • グローバル・コモンズを持続可能にするグローバル・エコシステムの構築を
  • ■ サステイナブルな資本主義の鍵
    マルチステークホルダーが重視する多様な価値の包摂と協創
  • 資本主義をアップデートし、「サステイナブルな資本主義」の確立を
  • 我々は強い意志を持って良い社会を選び取らねばならない
 Profile 
五神 真(ごのかみ まこと)
1957年生まれ。1980年東京大学理学部物理学科卒業。1983年東京大学理学部物理学教室助手。1985年理学博士(東京大学)。1988年東京大学工学部物理工学科講師。1990年同助教授。1998年東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻教授。2010年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。2014年東京大学大学院理学系研究科長・理学部長。2015年第30代東京大学総長。専門分野:光量子物理学。学外の主な役職:未来投資会議議員、中央教育審議会委員、産業構造審議会委員、日本学術会議会員(第23・24期)、知的財産戦略本部本部員などを歴任。現在、科学技術・学術審議会委員。

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