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月刊 経団連  座談会・対談 持続可能な観光立国の実現に向けて

種家 純
司会:経団連観光委員会企画部会長
ANAホールディングス常務執行役員

田中 俊徳
九州大学アジア・オセアニア研究教育機構准教授

アレックス・カー
京都先端科学大学人文学部教授

村田 茂樹
観光庁長官

菰田 正信
経団連審議員会副議長、観光委員長
三井不動産会長

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2025年の訪日外国人旅行者数は約4268万人、その消費額は約9.5兆円と過去最高を更新するなど、わが国の観光は活況を呈している。その一方で、持続可能性の観点からは、わが国の観光産業は厳しい状況に直面しており、観光人材の確保・育成、地域住民との摩擦を招くオーバーツーリズム等の問題が各地で深刻化しつつある。
そこで本座談会では、2026年3月末に新たな観光立国推進基本計画(2026〜2030年度)が策定されたことも踏まえ、2030年はもとより中長期を見据えたわが国の観光戦略のあり方や具体的な施策等を掘り下げて議論する。

菰田 正信 こもだ まさのぶ
経団連審議員会副議長、観光委員長
三井不動産会長

2014年経団連観光委員長、2020年副会長に就任。2024年から審議員会副議長。
1978年東京大学法学部卒業後、三井不動産入社。2011年代表取締役社長。2023年代表取締役会長に就任。2024年から日本観光振興協会会長、2025年から日本ショッピングセンター協会会長を務める

村田 茂樹 むらた しげき
観光庁長官

1990年東京大学法学部卒業後、運輸省(現・国土交通省)に入省。観光庁観光地域振興部長、同庁次長、内閣府総合海洋政策推進事務局長、国土交通省鉄道局長、同省大臣官房長などを経て、2025年観光庁長官に就任。持続可能な観光地域づくりの推進、インバウンドの質的向上、地域経済の活性化に向けた施策の展開に尽力している

アレックス・カー
京都先端科学大学人文学部教授

1952年米国生まれ。1964年に初来日。イェール大学で日本学、オックスフォード大学で中国学を学び、1977年から京都府亀岡市に在住。1973年、徳島県祖谷で築300年の茅葺き民家を購入して以降、古民家再生に取り組み、約50軒の改修を行っている。インバウンド観光に力を入れており、2008年、Visit Japan大使に任命される。著書に『美しき日本の残像』(1993)、『犬と鬼』(2002)、『ニッポン巡礼』(2020)、『ディープ・ニッポン』(2026)など

田中 俊徳 たなか としのり
九州大学アジア・オセアニア研究教育機構准教授

2011年京都大学大学院修了(博士/地球環境学)。北海道大学大学院法学研究科特任助教、東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授を経て2021年から現職。環境省や沖縄県、屋久島環境文化財団、「醸造百選」はじめ、多くの委員やアドバイザーを務める。また、日本学術振興会、ユネスコ、民間財団はじめ多くのプロジェクト代表を務める。NHK「クローズアップ現代」では、「持続可能な観光」特集にゲスト出演。鹿児島県出身

種家 純 たねいえ じゅん
司会:経団連観光委員会企画部会長
ANAホールディングス常務執行役員

2025年経団連観光委員会企画部会長に就任。提言「持続可能な観光立国の実現に向けて」の取りまとめに尽力。
1989年全日本空輸入社。2008年国際大学大学院でMBAを取得。主に同社マーケティング部門に従事し、マーケットコミュニケーション部長、マーケティング企画部長、執行役員DEI推進部長等を経て2026年から現職。グループESG経営を推進

  • ■ 観光産業を取り巻く現状や課題
  • 観光を「戦略産業」と位置付ける第5次観光立国推進基本計画
  • 地方誘客とアウトバウンド促進で観光の質的向上を
  • 観光を国民の豊かさにつなげる
  • 高付加価値旅行者を呼び込む基盤づくりを
  • ■ 短期的な課題や取り組み
  • 観光がもたらす価値を可視化する
  • 市場の多様化と受入れ体制の整備
  • 日本人が旅行しやすい環境整備を
  • 観光と地域社会の共生を目指す
  • ■ 2040年を見据えたわが国観光戦略のあり方
  • 観光が日本経済に果たす役割
  • 社会課題を解決する再生型観光
  • 景観は観光の基盤となる資産
  • 産学官連携で持続可能な観光立国へ

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